実写でボクシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 01:54 UTC 版)
ミニゲームについて
チャレンジモードでの「ミニゲーム」とスパ天上での「ミニゲーム」とは別個のものである。チャレンジモードのミニゲームは、本来ストーリーモードで連勝を続けたとき、一種の「試練」としてプレイヤーに課されるものをプレイできるよう分離したものである。一方スパ天上でのミニゲームは対戦相手を待つときの暇つぶしとして後に追加された。 2008年9月、混同を避けるためスパ天上のミニゲームは「ボールゲーム」と呼称されることになった。これにより今後は「ミニゲーム」がチャレンジモードのそれを、「試練」がストーリーモードのそれを指すようになる。ただし、現在単に「ミニゲーム」といえばスパ天上のそれを指すことが多いので注意が必要である。
クエスト達成数
上記に述べたように、ストーリーモードにおいて連勝を重ねた場合「試練」と呼ばれるミニゲームが発生する。練習生の夢という設定のネット対戦においてはこの限りではなかったが、2008年7月に「クエスト」が追加された。
「クエスト」は謎の機関からのプレイヤーに対する指令であり、ネット対戦において、二連勝以上を達成している状態で対戦を試みると発生する。「ボディに蓄積ダメージを与え勝利」「手数で相手を上回り勝利」などランダムで決まる。いずれも敗北した場合は達成とはならない。「まず勝利が第一である」と公式にもアナウンスされており、「クエスト」を達成できなくとも「試練」での失敗のように罰則は発生しない。
そのため「連勝するボクサーに対する課題」である点は同じだが、この二つは趣旨が異なる。「試練」はゲームバランスの調整といった意味合いが強いが、クエストはストーリーモードにおける「基礎技術習得スパー」と同じく、プレイヤーにスキルアップを促すためのものである(例えば強打主体のボクサーは滅多にボディ攻撃を行わないが、「クエスト」の指令によりボディ攻撃を促すことが出来る)。
現在、一部のWebランキング参加はクエスト達成ランキング30位以内にあることが条件となっている。ランキング制度改正に伴い、2008年9月にはクエスト達成数や達成確率を表示するランキングが新設された。他に勝者予想や実力ポイント、練習用リングも追加されている。
評価
HSPプログラムコンテスト2004において本作は最優秀アプリケーション賞を受賞しており、HSPの開発者であるおにたまに「初心者に対しての気配りなど遊ぶ側を意識している点が秀逸」「育成ゲームとしての面や、適度な難しさのアクションなどが良い具合に溶け込んでおり、何とも不思議な味わいの、それでいて作りこまれたゲームに仕上がっている」と評価された[2]。
ベクターの「新着ソフトレビュー」では、「スパーリング中の相手との間合いや、パンチを出すタイミング、駆け引きなどもリアル」であり「操作やシステムはシンプルだが、迫力のあるボクシングゲームに仕上がっている」と評価されている。また「ボクシングのテクニックやセーフティボクシングの感覚を自然と意識できるように工夫されているのもユニーク」と評されている[3]。
Softonicのレビュー記事では、「リアルさを追求しボクシングの奥深さを感じられるボクシングゲーム」とされており、「ストーリーモードで基本操作を学べるので初心者でも簡単」に楽しめることや、「ジャブの操作や蓄積ダメージなど実際のボクシングの感覚を再現」したシステムが評価されている。ただし「強くなるためにはある程度の練習が必要でサクサク楽しみたい人には向かない」ともされている[4]。
- ^ 大創出版ホームページ ザ・ゲームシリーズ 大創出版
- ^ HSPプログラムコンテスト2004 入賞作品詳細 実写でボクシング ONION software
- ^ 実写でボクシング 体験版 - 新着ソフトレビュー ベクター 2005年8月31日
- ^ 実写でボクシング softonic
- 1 実写でボクシングとは
- 2 実写でボクシングの概要
- 3 システム
- 4 ミニゲームについて
- 5 外部リンク
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