北海道・東北地方の重要文化財一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 07:26 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動本項は、日本の文化財保護法に基づき同国の文部科学大臣が指定した重要文化財(美術工芸品)の所有者別一覧である。本一覧には北海道及び東北6県所在分を収録する。
凡例
収録対象
- 本一覧の収録対象は、日本の文化財保護法第27条第1項に基づき文部科学大臣が指定した重要文化財のうち、「美術工芸品」に分類されるものである。重要文化財のうち「建造物」については、本一覧には収録していない。
- 当地域にある重要文化財建造物については、別項「北海道・東北地方にある建造物の重要文化財一覧」を参照。
- ○印を付した物件は国宝である。なお、文化財保護法の規定では、国宝は重要文化財指定物件のうちから指定することとされている(同法第27条第2項)。
- 3件以上の重要文化財を有する社寺、博物館等で、ウィキペディア日本語版に記事があり、かつ、記事中に当該社寺、博物館等所有の文化財一覧が含まれている場合は、記事へのリンクのみを掲載した。これに該当する社寺、博物館等については、「一覧 (1)」に収録した。
- 日本国(文化庁)所有の考古資料のうち、出土地の地方公共団体によって保管・管理されているものについては、実際の保管先である都道府県の欄に記載した(例:「土面 北海道千歳市ママチ遺跡出土」は、文化庁の所在地である東京都の欄ではなく、保管先である北海道の欄に記載)。ただし、個人コレクション等からの購入によって日本国(文化庁)所有となった考古資料については上記に該当しない。
- 所有者が宗教法人・公益法人以外の法人(株式会社等)である場合は、法人名を省略し、単に「法人」と表記した。ただし、当該法人がギャラリー、資料館等を開設し、自ら文化財の公開を行っている場合はこの限りでない。
- 所有者の住所と文化財の保管場所とは必ずしも同一とは限らない。また、社寺、個人等所有の国宝・重要文化財については、国立・県立の博物館等に寄託されているものが多い。
- 文化庁の調査により「所在不明」とされている重要文化財については、「(所在不明)」と記し、旧所在地の都道府県の欄に収録した。[1]
典拠
- 2000年までの指定物件については文化庁編『国宝・重要文化財総合目録』(第一法規、1980)および『国宝・重要文化財大全 別巻』(所有者別総合目録・名称総索引・統計資料)(毎日新聞社、2000)を典拠とし、それ以降の新規指定、名称変更等については官報告示による。なお、所有者・所在場所の変更については、移動先の地方公共団体の文化財一覧、博物館の公式サイト等によって確認できる場合には、それを反映している。
- 個人所有物件については、原則的には『国宝・重要文化財大全 別巻』(所有者別総合目録・名称総索引・統計資料)に基づき、該当する都道府県の欄の最後に記載した。ただし、県境を越えての移動、個人から博物館等への所蔵先変更が、移動先の地方公共団体の文化財一覧、博物館の公式サイト等によって確認できる場合には、それを反映している。
北海道
日本国(文化庁)所有
- 土面 附:石器類一括 北海道千歳市ママチ遺跡出土 縄文時代(北海道立埋蔵文化財センター保管)
- 北海道有珠モシリ遺跡出土品 続縄文時代(伊達市開拓記念館保管)
- 北海道元江別1遺跡出土品 続縄文時代(江別市郷土資料館保管)
北海道(北海道立文書館保管)
- 箱館奉行所文書 167点
- 開拓使文書7832点
北海道(北海道立埋蔵文化財センター保管)
- 北海道美々8遺跡出土品(擦文時代・アイヌ文化期)
北海道大学(北海道大学附属図書館保管)
- カラフトナヨロ惣乙名文書(ヤエンコロアイヌ文書)(13通) 2巻[2]
江別市(江別市郷土資料館保管)
- 北海道江別太遺跡出土品(続縄文時代)
千歳市
- 動物形土製品 北海道千歳市美々第四遺跡出土
恵庭市(恵庭市郷土資料館保管)
- 北海道カリンバ遺跡墓坑出土品(縄文時代)
帯広市(帯広百年記念館保管)
- 北海道八千代A遺跡出土品(縄文時代)
伊達市(だて歴史文化ミュージアム保管)
- 北海道有珠モシリ遺跡出土品(縄文・続縄文時代)
善光寺 伊達市有珠町
- 蝦夷三官寺善光寺関係資料
函館市(函館市縄文文化交流センター保管)
- ○土偶 北海道函館市著保内野遺跡出土
- 北海道豊原4遺跡土坑出土品
函館市(市立函館博物館保管)
- 北海道志海苔中世遺構出土銭 387514枚(附:甕3点)
高野寺 函館市住吉町
- 木造大日如来坐像
松前町(松前町郷土資料館保管)
- 銀板写真(松前勘解由と従者像)エリファレット・ブラウン・ジュニア撮影 1854年(附:添状)
知内町(知内町郷土資料館保管)
- 北海道湯の里4遺跡土壙出土品(旧石器時代)
八雲町(八雲町郷土資料館保管)
- 北海道コタン温泉遺跡出土品(縄文時代)
上ノ国町
- 北海道上之国勝山館跡出土品(室町・桃山時代)
今金町(ピリカ旧石器文化館保管)
- 北海道美利河1遺跡出土品(旧石器時代)
等澍院 様似郡様似町本町
- 蝦夷三官寺等澍院関係資料
遠軽町(遠軽町埋蔵文化財センター保管)
- 北海道白滝遺跡群出土品(旧石器時代)
国泰寺 厚岸郡厚岸町湾月町
- 蝦夷三官寺国泰寺関係資料
羅臼町(羅臼町郷土資料館保管)
- 北海道松法川北岸遺跡出土品(オホーツク文化期)
枝幸町
- 北海道目梨泊遺跡出土品(オホーツク文化期)
礼文町(礼文町郷土資料館保管)
- 北海道船泊遺跡出土品(縄文時代)
個人
- 太刀 銘国俊
- 刀 無銘 伝 来国行
個人
- 後鳥羽天皇宸翰熊野懐紙(山路眺望 暮里神楽)
個人(市立函館博物館保管)
- 銀板写真(石塚官蔵と従者像)エリファレット・ブラウン・ジュニア撮影 1854年(附:添状2通、ウィリアムス・羅森合筆扇面)
- ^ 国指定文化財(美術工芸品)の所在確認の現況について(平成29年5月27日)、国指定文化財(美術工芸品)の所在確認の現況について(平成30年6月7日) 、国指定文化財(美術工芸品)の所在確認の現況について(令和元年7月16日)
- ^ 「文化審議会答申〜国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定及び登録有形文化財(美術工芸品)の登録について〜」(文化庁サイト、2019年3月18日発表)
- ^ “文化審議会答申 ~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定及び登録有形文化財(美術工芸品)の登録について~”. 文化庁. 2020年3月20日閲覧。
- ^ 令和2年9月30日文部科学省告示第118号
- 1 北海道・東北地方の重要文化財一覧とは
- 2 北海道・東北地方の重要文化財一覧の概要
- 3 青森県
- 4 秋田県
- 5 補遺
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