匂い袋 匂い袋の概要

匂い袋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 02:27 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ドイツのサシェ

成分

日本の伝統的な匂い袋には、白檀丁字桂皮龍脳大茴香といった香料の粉末が使われる。中でも白檀や丁子は防虫効果が高く、そちらを主とした「防虫香」と呼ばれるものも市販されている。なお、常温ではほとんど香りを発しない沈香は用いられない。

欧米風のサシェの中身は多様で、ハーブドライフラワー、それらを別の香料と混合したポプリに似たものなどが多い。簡易なものでは精油香水を染ませた綿だけ、という例もある。

アロマオイルを混ぜたアロマキャンドルでできたアロマワックスサシェ [1]というものもある。

歴史

大小16個の匂い袋が正倉院に保管されている。このうち大型のものは他の宝物を虫害から守る衣被香(えびこう)として用いられたと思われるが、長い口ひもをつけた小型のものも保存されており、個人が帯に下げて携行して身だしなみにも使われたと推測される。

関連項目




「匂い袋」の続きの解説一覧




匂い袋と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「匂い袋」の関連用語

匂い袋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



匂い袋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの匂い袋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS