動悸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 09:30 UTC 版)
漢方薬治療
動悸の訴えがあるが、ホルター心電図や心臓超音波検査などで異常が指摘されない場合は漢方薬が補完医療として用いられることがある[1]。炙甘草湯(しゃかんぞうとう、ツムラ64番)が動悸の症状緩和に用いられることがある。炙甘草湯が無効のときストレス依存性の動悸の場合は柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう、ツムラ12番)が効果あることもある。柴胡加竜骨牡蛎湯はストレス依存性の高血圧の降圧にも有効である。疲れの訴えがある場合は補中益気湯(ほちゅうえっきとう、ツムラ41番)、胃もたれを伴えば六君子湯(りっくんしとう、ツムラ43番)、心身症を疑う場合は柴胡桂枝湯(さいこけいしとう、ツムラ10番)を用いることもある。
参考文献
- Step By Step!初期診療アプローチ (第7巻) ISBN 978-4904357231
関連項目
- ^ 本当に明日から使える漢方薬―7時間速習入門コース p73-106 ISBN 9784880027067
- 1 動悸とは
- 2 動悸の概要
- 3 動悸を起こす疾患
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