予備役将校訓練課程研修士官 利点、および欠点

予備役将校訓練課程研修士官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/08 00:47 UTC 版)

利点、および欠点

実際に受け取る奨学金の額は米国陸軍奨学金よりも多くなり、融通が利く。具体的に2008年度の数字を挙げると、米国陸軍奨学金は年間9000ドル、あるいは学費の100%が上限(年間学費が9000ドル以下だとその金額が学校に支払われるのみ)。SMPだと陸軍奨学金は受け取れないがそのかわり年間4500ドルの予備役奨学金が受け取れ、それに加えて復員兵奨学金(MGI Bill Chapter 1606)が月々約300ドル。そしてSMPカデットの復員兵奨学金に付随するSMP Kickerが約350ドルで月額計650ドル、一年に10ヶ月学校に通うとすれば年間で6500ドル、先の予備役奨学金の4500ドルと合わせて合計11000ドルが年間の上限となる。しかも復員兵奨学金およびKickerは学費による上限がつかないため、学費の大小に関わらず同じ金額が受け取れる。例えば年間学費が8500ドルの学生が米国陸軍奨学金を受け取った場合、$8500<$9000(上限)のため、この8500ドルが直接学校に振り込まれるのみで手元には何も残らない。しかしSMPだと11000ドルから学費の8500ドルを差し引いた2500ドルが手元に残る。

予備役、州兵ではROTCにない課程、たとえば重機、装甲車の運転などの訓練が受けられる。

SMPの期間は予備役兵として引退までの勤務年数に加算されるため引退までの道のりが稼げ、またこの勤務年数は昇進、給与の際有利に働く。

予備役、州兵で毎月訓練を受けるたびにE-5、あるいはそれ以上の給与等級の給料が支払われる。

SMPカデットは在学中は基本的に召集されない。カデットが所属する予備役、州兵に召集令がかかってもカデットは地元に残り勉学を続けることができる。

欠点らしい欠点はないが、あえて挙げれば予備役部隊、州兵の下士官はこのカデットを煙たがる傾向にある。




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