中村魁春 (2代目) 来歴

中村魁春 (2代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 11:15 UTC 版)

来歴

1948年(昭和23年)、神奈川県に生まれる。兄(現四代目中村梅玉)とともに六代目中村歌右衛門芸養子となり、1956年、昭和31年1月歌舞伎座『蜘蛛拍子舞』の翫才で二代目加賀屋橋之助を襲名して初舞台。1961年(昭和36年)ソ連公演に参加。1967年、昭和42年4月5月歌舞伎座『絵本太功記』十段目(太十)の初菊、『妹背山婦女庭訓』「吉野川」の雛鳥、『仮名手本忠臣蔵』九段目の小浪ほかで五代目中村松江を襲名。2001年(平成13年)に芸養父の歌右衛門死去翌年の2002年、平成14年5月歌舞伎座『忍夜恋曲者しのびよるこいはくせもの』(将門)の滝夜叉姫、『本朝廿四孝』の八重垣姫で、歌右衛門が俳名としていた「魁春」を名跡として二代目中村魁春を襲名。

受賞

  • 1974年(昭和49年)- 重要無形文化財保持者(総合認定)
  • 1980年(昭和55年)- 『貞操花鳥羽恋塚むかしがたりとばのこいづか』(鳥羽恋塚)の待宵の侍従で国立劇場奨励賞
  • 1984年(昭和59年)- 『大経師昔暦』(おさん茂兵衛)のお玉で国立劇場優秀賞
  • 1988年(昭和63年)-『妹背山婦女庭訓』「吉野川」の雛鳥で松竹社長賞
  • 1992年(平成4年)- 日本芸術院賞、『廓文章』(吉田屋)の夕霧で国立劇場優秀賞
  • 1993年(平成5年)- 第12回真山青果賞奨励賞、『国姓爺合戦』の錦祥女で国立劇場奨励賞
  • 1994年(平成6年)-『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」で名古屋演劇ペンクラブ年間賞
  • 1998年(平成10年)-『佐倉義民伝』のおさんで国立劇場優秀賞
  • 2008年(平成20年)- 紫綬褒章[2][3]

脚注


注釈

  1. ^ コトバンクの「中村魁春(2代)」では本名を河村豊栄、旧姓平野としているが、文化庁の「重要無形文化財の総合認定保持者リスト」に本名:平野豊栄で登録されているのでそれに従った

出典

  1. ^ a b c 読売年鑑2013年版』P.596より|読売新聞東京本社,(平成25年)2013年3月27日発行,ISBN 978-4643130010
  2. ^ a b 中村魁春 (なかむら かいしゅん) | 公益社団法人 日本俳優協会
  3. ^ “魁春 紫綬褒章受章の喜び”. 歌舞伎美人(かぶきびと) (松竹). (2008年5月21日). https://www.kabuki-bito.jp/news/2697/ 2020年1月13日閲覧。 


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