ロープ 構造による分類

ロープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 06:33 UTC 版)

構造による分類

撚り索(Laid rope)

ファイバーロープ(繊維索)の場合、通常は原糸を所定本数でまとめて片撚り(より)をかけてヤーン(yarn)を作り、ヤーン数本を撚ってストランド(strand、子縄)とし、それを撚ってロープを作る[1][2]。ストランドを撚ってロープを作るのはワイヤーロープ英語版(鋼索)でも同じである[6]

ストランドの撚り方向とロープの撚り方向が反対のものを「普通撚り」、同じものを「ラング撚り」という[6]

撚りの方向にはZ撚りとS撚りがある[6]。ファイバーロープ(繊維索)の場合、通常は左撚りにしたヤーン数本を右に撚ってストランド(子縄)とし、右撚りのストランドを左に撚ってロープを製造する(Z撚り)[2]。ワイヤーロープ(鋼索)も通常はZ撚りでありS撚りは吊り上げた荷が回転しないようにZ撚りとともに使用する場合のような特殊な場合にのみ用いられる[6]。なお、撚りの方向の表現は日本語と英語で反対になり、最終的に左撚り(Z撚り)になっているライトハンドレイ(right hand lay)と、右撚り(S撚り)になっているレフトハンドレイ(left hand lay)があるが、表現の違いにより間違いやすいためZ撚りやS撚りと呼ぶことが多い[2][6]

編み索(Braided rope)

ヤーンの周囲に丸く編み合わせたものや数本のストランドをまとめて編み合わせたものを編索(Braided rope)という[2]。筒状に編み込んだ外皮(マントル)で複数のストランドを束ねて作った芯(カーン)を覆う丸編みと、S縒りストランド2本とZ縒りストランド2本を交互に編み上げた角編みに分類される。丸編みの代表的なものに「カーン・マントル構造」のロープがある[7]


  1. ^ a b c d e f 向山鋭次「合繊ロープの設計と製綱機」『繊維工学』第20巻第1号、日本繊維機械学会、1967年、 P39-P44、 doi:10.4188/transjtmsj1965a.20.P392020年6月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 2.貨物の取扱い及び積付け”. 神戸大学大学院海事科学研究科附属国際海事研究センター. 2020年6月18日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 第7章 ワイヤロープ等の概要・取扱方法・加工方法”. 林野庁. 2020年6月18日閲覧。
  4. ^ a b c 三浦鉄雄「漁網材料の研究:Ⅴ.マニラ麻糸の太さに関する二三の表示間の関係」『北海道大學水産學部研究彙報』第6巻第3号、北海道大学水産学部、1955年11月、 212-215頁、 ISSN 0018-3458NAID 1200009713682020年6月19日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 小暮 2015, p. 13.
  6. ^ a b c d e 上村 巧. “おさらいワイヤロープ(3)”. 森林研究・整備機構. p. 212. 2020年6月18日閲覧。
  7. ^ 平成19年度救助技術の高度化等検討会報告書の公表
  8. ^ コースロープ|プール内備品|商品カテゴリ一覧|Pool&Fitness繁盛ネット
  9. ^ プール用品 コースロープ 通販/ショッピング 【Sportsman.jp】
  10. ^ 下川(1995),p.54


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