レンギョウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/24 21:00 UTC 版)
利用
薬用
漢方医学では「連翹」と呼ばれ、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤、腫瘍・皮膚病などの鎮痛薬に用いる。成分にトリテルペン、モノテルペングリコシド、リグナンを含み、強い抗菌作用がある。成熟果実を一度蒸気を通したのち、天日で乾燥し用いる。日本薬局方においては、レンギョウまたはシナレンギョウの果実を用いている。
連翹が配合された方剤の例
名所
鎌倉市の明月院などがある。
文化
俳句
連翹忌
4月2日は彫刻家・詩人の高村光太郎(1883年 - 1956年)の命日で、これを連翹忌とも呼ぶ。これは、高村が生前好んだ花[10]がレンギョウであり、彼の告別式で棺の上にその一枝が置かれていた[11]ことに由来する。
参考文献
- 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、44頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
- 辻井達一『続・日本の樹木』中央公論新社〈中公新書〉、2006年2月25日、175 - 177頁。ISBN 4-12-101834-6。
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- 茂木透 写真「レンギョウ属 Forsythia」『樹に咲く花:合弁花・単子葉・裸子植物』高橋秀男・勝山輝男 監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2001年、268-273頁。ISBN 4-635-07005-0。
関連項目
- ^ a b c d e f g h i j k l m 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 44
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Forsythia suspensa (Thunb.) Vahl レンギョウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月7日閲覧。
- ^ 辻井達一 2006, p. 177.
- ^ 謝宗万『古今薬用連翹品種的延続与変遷』。中医薬研究、1992年第3期、pp.37-39。
- ^ a b 中国植物誌
- ^ 藥用植物圖像數據庫 (香港浸會大學中醫藥學院)
- ^ a b c d e f g h 辻井達一 2006, p. 175.
- ^ a b 辻井達一 2011, p. 175.
- ^ 辻井達一 & 20006, p. 177.
- ^ “連翹忌(れんぎょうき) の意味”. goo辞書. 2020年2月9日閲覧。
- ^ “連翹忌(4月2日 記念日)”. 雑学ネタ帳. 2020年2月9日閲覧。
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