レイモンド・カーヴァー 作品

レイモンド・カーヴァー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/07 06:50 UTC 版)

作品

作品集

タイトル 出版年月日 出版社 内容 日本語版
Near Klamath 1968年 サクラメント州立大学
イングリッシュクラブ
詩集
Winter Insomnia 1970年4月 カヤック・プレス 詩集
At Night the Salmon Move[注 3] 1976年2月 キャプラ・プレス 詩集
頼むから静かにしてくれ
Will You Please Be Quiet, Please?
1976年3月9日 マグロー・ヒル社 小説 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 1 頼むから静かにしてくれ』
(中央公論社、1991年2月20日)
怒りの季節
Furious Seasons and Other Stories
1977年11月 キャプラ・プレス 小説
愛について語るときに我々の語ること
What We Talk About When We Talk About Love
1981年4月20日 クノップフ社 小説 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 2 愛について語るときに我々の語ること』
(中央公論社、1990年8月20日)
ファイアズ (炎)
Fires: Essays, Poems, Stories
1983年4月14日 キャプラ・プレス エッセイ
詩集
小説
『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 4 ファイアズ(炎)』
(中央公論社、1992年9月20日)
大聖堂
Cathedral
1983年9月15日 クノップフ社 小説 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 3 大聖堂』
(中央公論社、1990年5月20日)
水と水とが出会うところ
Where Water Comes Together with Other Water
1985年5月1日 ランダムハウス 詩集 『水の出会うところ : レイモンド・カーヴァー詩集』
(論創社、1989年9月、黒田絵美子訳)
『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 5 水と水とが出会うところ/ウルトラマリン』
(中央公論社、1997年9月25日)
ウルトラマリン
Ultramarine
1986年11月7日 ランダムハウス 詩集 『海の向こうから : レイモンド・カーヴァー詩集』
(論創社、1990年7月、黒田絵美子訳)
『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 5 水と水とが出会うところ/ウルトラマリン』
(中央公論社、1997年9月25日)

Elephant and Other Stories
1988年8月4日 コリンズ・ハーヴィル社 小説 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 6 象/滝への新しい小径』
(中央公論社、1994年3月7日)
滝への新しい小径
A New Path to the Waterfall
1989年6月15日 アトランティック・
マンスリー・プレス
詩集 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 6 象/滝への新しい小径』
(中央公論社、1994年3月7日)

編集版

タイトル 出版年月日 出版社 内容 日本語版
Where I'm Calling From: New and Selected Stories[注 2] 1988年5月 アトランティック・
マンスリー・プレス
小説
英雄を謳うまい
No Heroics, Please: Uncollected Writings
1992年6月9日 ヴィンテージ・ブックス 小説
詩集
エッセイ
書評
『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 7 英雄を謳うまい』
(中央公論新社、2002年7月7日)
Short Cuts: Selected Stories[注 4] 1993年9月14日 ヴィンテージ・ブックス 小説
All of Us: The Collected Poems 1998年 クノップフ社 詩集
必要になったら電話をかけて
Call If You Need Me: The Uncollected Fiction and Other Prose
2001年1月9日 ヴィンテージ・ブックス 小説
エッセイ
ほか
『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 8 必要になったら電話をかけて』
(中央公論新社、2004年7月25日)[注 5]
ビギナーズ
Beginners
2009年11月1日 ジョナサン・ケープ 小説 『ビギナーズ』
(中央公論新社、2010年3月30日)

その他

  • Dostoevsky: A Screenplay』(キャプラ・プレス、1985年12月)
    カーヴァーとテス・ギャラガーの共作。映画監督のマイケル・チミノから依頼を受けて書いた映画用の脚本である[注 6]
  • Carver Country: The World of Raymond Carver』(チャールズ・スクリブナーズ・サンズ、1990年9月7日)
    ボブ・エーデルマンの写真集。カーヴァーの小説やエッセイの一節、詩、未発表の手紙などが写真と交互に掲載されている。日本語版として『カーヴァー・カントリー』(中央公論社、1994年10月7日、村上春樹・訳)がある。

注釈

  1. ^ 宮本美智子はこの番組のビデオを編集者のゲイリー・フィスケットジョンと彼の妻と三人で見、その内容をエッセイに綴っている[3]
  2. ^ a b 本国で1988年5月に出版された精選作品集『Where I'm Calling From: New and Selected Stories』と、村上春樹が独自に編んだ1983年の『ぼくが電話をかけている場所』は別のものである。
  3. ^ 本国で1976年に出版された詩集『At Night the Salmon Move』と、村上が独自に編んだ1985年の『夜になると鮭は‥‥』は別のものである。
  4. ^ ロバート・アルトマンの映画『ショート・カッツ』の公開にあわせて出版された選集。元になったとされる9つの短編と1編の詩が収録されている。
  5. ^ Call If You Need Me: The Uncollected Fiction and Other Prose』は短編5編と『英雄を謳うまい』に収録された散文と『ファイアズ (炎)』に収録されたエッセイで構成されているが、日本の全集版はエッセイのかわりにインタビューや年譜が載っている。
  6. ^ マイケル・チミノはプロデューサーのカルロ・ポンティの後援を得て、ドストエフスキーの生涯についての映画を作ろうとしていた。ところが脚本の出来が悪かったために、1982年9月初め[6]、チミノは『愛について語るときに我々の語ること』の著者ならとカーヴァーに書き直しを依頼した。カーヴァーとテスは新たに脚本を書き上げたが、映画は実現しなかった[7]

出典

  1. ^ キャロル・スクレナカ 著、星野真理 訳『レイモンド・カーヴァー 作家としての人生』中央公論新社、2013年7月10日、512頁。 
  2. ^ ERRAND BY RAYMOND CARVER, June 1, 1987The New Yorker
  3. ^ 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 4 大聖堂』中央公論社、1990年5月20日。付録の宮本美智子のエッセイ「カーヴァーとサーモンと」より。
  4. ^ レイモンド・カーヴァー 『Carver's Dozen レイモンド・カーヴァー傑作選』中公文庫、350-351頁。あとがきより。
  5. ^ 新元良一『翻訳文学ブックカフェ』本の雑誌社、2004年9月10日、250頁。
  6. ^ 『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 7 英雄を謳うまい』中央公論新社、2002年7月7日、193頁。エッセイ「『ドストエフスキー』のシナリオについて」より。
  7. ^ キャロル・スクレナカ 『レイモンド・カーヴァー 作家としての人生』前掲書、585-586頁。


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