リチャード・ヒーリー＝ハッチンソン (初代ドナウモア伯爵) リチャード・ヒーリー＝ハッチンソン (初代ドナウモア伯爵)の概要

経歴

1756年 1月29日、ジョン・ヒーリー＝ハッチンソン（英語版）とその妻で後に初代ドナウモア女男爵となるクリスティアナ・ヒーリー＝ハッチンソン（英語版）の間の長男として生まれる^[1]。イートン・カレッジで教育を受けた後、1772年にオックスフォード大学モードリン・カレッジに入学、1775年にダブリン大学トリニティ・カレッジでB.A.の学位を修得、1780年にM.A.の学位を修得した^[1]。

1776年にダブリン大学選挙区（英語版）とスライゴ・バラ選挙区（英語版）から選出されてアイルランド庶民院の議員となる。1783年から1788年にかけてはタモン選挙区（英語版）から選出される。1788年 6月24日に母の死により第2代ドナウモア男爵位を継承、1789年2月5日にドナウモア男爵としてアイルランド貴族院議員に就任した^[1]。1789年から1813年までフリーメイソンのアイルランド・グランドロッジ（英語版）のグランドマスターを務める^[2]。1796年10月26日、アイルランド枢密院（英語版）の枢密顧問官に任命された^[1]。

1797年11月20日にアイルランド貴族爵位「ティペラリー県におけるノックロフティのドナウモア子爵(Viscount Donoughmore, of Knocklofty in the County of Tipperary)」に叙せられ、1798年2月23日にドナウモア子爵としてアイルランド貴族院議員に就任した^[1]。さらに1800年12月31日にはアイルランド貴族爵位「ノックロフティのドナウモア伯爵(Earl of Donoughmore of Knocklofty)」に叙される^[1]。いずれの爵位も母の男子全員に特別継承権を認めていた^[1]。

1801年にグレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立すると、アイルランド貴族代表議員に選出され、1825年に死去するまで務めた^[1]。1806年5月7日、連合王国枢密院の枢密顧問官に任命された^[1]。同年6月12日にロンドン考古協会フェローに選出された^[1]。同1806年から1807年までアイルランド郵政長官（英語版）の1人を務めた^[1]。1821年戴冠式記念叙勲（英語版）において、1821年7月14日に連合王国貴族爵位「ティペラリー県におけるノックロフティのハッチンソン子爵(Viscount Hutchinson, of Knocklofty in the County of Tipperary)」に叙された^[1]。この爵位もアイルランド貴族爵位と同じ特別継承権が付された^[1]。