ラスト・フォー・ライフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 23:31 UTC 版)
収録曲
イギーとウォルター・レイシーが共作した「ターン・ブルー」以外は全てイギー・ポップの作詞。作曲者は以下の通り
# | タイトル | 作曲者 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「ラスト・フォー・ライフ」 | デヴィッド・ボウイ | |
2. | 「シックスティーン」 | イギー・ポップ | |
3. | 「サム・ウィアード・シン」 | デヴィッド・ボウイ | |
4. | 「ザ・パッセンジャー」 | リッキー・ガードナー | |
5. | 「トゥナイト」 | デヴィッド・ボウイ |
# | タイトル | 作曲者 | 時間 |
---|---|---|---|
6. | 「サクセス」 | デヴィッド・ボウイ、リッキー・ガードナー | |
7. | 「ターン・ブルー」 | デヴィッド・ボウイ、ウォーレン・ピース | |
8. | 「ネイバーフッド・スレット」 | デヴィッド・ボウイ、リッキー・ガードナー | |
9. | 「フォール・イン・ラヴ・ウィズ・ミー」 | デヴィッド・ボウイ、ハント・セイルズ、トニー・セイルズ |
参加メンバー
- イギー・ポップ – ヴォーカル
- デヴィッド・ボウイ – キーボード、ピアノ、オルガン、バッキング・ヴォーカル
- カルロス・アロマー – リズム・ギター、リード・ギター (ラスト・フォー・ライフとターン・ブルー)、バッキング・ヴォーカル
- リッキー・ガードナー – リード・ギター、バッキング・ヴォーカル、ドラムス (フォール・イン・ラヴ・ウィズ・ミー)
- ウォーレン・ピース - キーボード、バッキング・ヴォーカル (いずれも「ターン・ブルー」)
- トニー・セイルズ – ベース、バッキング・ヴォーカル、ギター (フォール・イン・ラヴ・ウィズ・ミー)
- ハント・セイルズ – ドラムス、バッキング・ヴォーカル、ベース (フォール・イン・ラヴ・ウィズ・ミー)
注釈
- ^ 1977年4月16日にツアーは終了[7]。
- ^ メンバーはデヴィッド・ボウイ、リッキー・ガードナー、ハント・セイルズ、トニー・セイルズ[7]。
- ^ このプロデュースチームはボウイのアルバム『ハンキー・ドリー』の最後のトラック「ザ・ビューレイ・ブラザーズ」にちなんで「ビューレイ・ブロス」と名乗り[9]、アルバム・ジャケットにもその名前でクレジットされている。
- ^ このレコーディングから12年後にボウイはセイルズ兄弟をティン・マシーンに誘うことになる。その際、ギタリストのリーヴス・ガブレルスに「リズムセクションを見つけたぞ!『ラスト・フォー・ライフ』をチェックしてくれ!」と語ったという[9]。
- ^ NMEの編集者ロイ・カー (イギリスの音楽ジャーナリスト)とチャールズ・シャー・マーレイが「最も心に響く」曲の一つとして挙げた[11]。
- ^ 『ジム・モリスン詩集―「神」「新しい創造物」』[13]に収録。
- ^ ジェームズ・ウィリアムソンの友人だったアフロアメリカンの詩人。警備員をしながら詩を書いていた。イギーは彼の詩を評価していたため、詩作のパートナーに迎えた[15]。
- ^ イギーによれば、イギーとボウイがよく視聴していた「刑事スタスキー&ハッチ」が放映される直前の時間帯で流れたもの。この後の放送予定を知らせる番組表が映し出された際に流れたコールシグナルだったと言う。イギー自身はその音をビープ音と表現している。ボウイはこのジングルを聞いた際、そばにあったウクレレでジングルをコピーしたという[17]。なお、そのまま引用したのでなく、1/2倍速にして演奏している[9]。ただし、この着想時の描写やジングル音の表現はボウイやイギーの伝記によって多少異なる。
- ^ AllMusicは「栄光の捨て石(a glorious throwaway )」、ローリングストーン誌は「聞き飽きない捨て石(an infectious throwaway)」と表現している.[16][18]。
- ^ デラックス版のリリースは2020年4月10日に「チャイナ・ガール」のオルタネイト・ミックスの発表[19]とともに予告された。
- ^ 2016年に『ポスト・ポップ・ディプレッション』が最高位5位を記録して、新たに最も成功したアルバムとなっている[27]。
- ^ ビルボード200での最高順位は120位[29]
- ^ 「トゥナイト」はティナ・ターナーとのデュエット。ドラッグに言及した冒頭のセリフは省略されている。
- ^ イギーはこのカヴァーについて称賛のコメントを寄せている。「彼女は若干アレンジを加えて、この曲をさらに良くしてくれた。自分が思いついていればよかったアイデアだよ。ホーン演奏もいいね。」[30]
- ^ 英語版ウィキペディアでは、この他にもテレビ番組「ザ・ジム・ローマ・ショウ」のエンディング曲として採用されている例や、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの広告キャンペーンのテーマ音楽に採用された例が紹介されている。
- ^ マイケル・ハッチェンスによるカヴァー曲[32]
- ^ a b c d Deming, Mark. “Lust for Life - Iggy Pop | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. 2020年4月29日閲覧。
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- ^ a b c Roy Carr & Charles Shaar Murray (1981). Bowie: An Illustrated Record: p.118
- ^ a b c Allmusic song review: "Turn Blue"
- ^ ジム・モリソン 篠原一郎訳 (2005-10-01). ジム・モリスン詩集―「神」「新しい創造物」. 新宿書房. ISBN 9784880083452
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- ^ Allmusic song review: "Success"
- ^ Iggy Pop - China Girl (Alternative Mix / Audio) - YouTube
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- ^ “Iggy Pop Chart History”. Billboard. 2018年7月22日閲覧。
- ^ "120 Minutes" Iggy Pop interview. MTV. June 1990. Excerpt about Siouxsie and the Banshees' version of The Passenger from 08:38
- ^ Iggy Pop - Lust For Life - YouTube
- ^ Michael Hutchence - Passenger - YouTube
- ^ “Our Cars: Toyota Avensis Touring Sports 2.0 D-4D”. HONESTJOHN.co.uk (2016年4月19日). 2018年7月22日閲覧。
- ^ 2016 Netz Toyota Voxy CM Japan 8 (トヨタヴォクシー) - YouTube
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