モシーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/05 05:32 UTC 版)
| モシーン | |||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 欧字表記 | Mosheen[1] | ||||||||||||||
| 品種 | サラブレッド | ||||||||||||||
| 性別 | 牝[1] | ||||||||||||||
| 毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||||||||
| 生誕 | 2008年10月13日[1] | ||||||||||||||
| 父 | Fastnet Rock[1] | ||||||||||||||
| 母 | Sumehra [1] | ||||||||||||||
| 母の父 | ストラヴィンスキー[1] | ||||||||||||||
| 生国 |
 オーストラリア | ||||||||||||||
| 生産者 | Bylong Park Thoroughbreds[2] | ||||||||||||||
| 馬主 | P S & Miss S E Sly et al[2] | ||||||||||||||
| 調教師 | Robert Smerdon[2] | ||||||||||||||
| 競走成績 | |||||||||||||||
| 生涯成績 | 18戦8勝[2] | ||||||||||||||
| |||||||||||||||
現役中はスプリントからクラシックディスタンスまでの幅広い距離で活躍し、GIを4勝。引退後は日本のノーザンファームで繁殖牝馬となっている。
戦績
2010年に「Inglis Australian Easter Yearling Sale」において25万オーストラリア・ドルで取引される[3]。翌2011年3月にデビュー勝ちし、2戦目で挑んだ2歳スプリント王決定戦のゴールデンスリッパーステークス(GI・芝1200)で2着となる。デビュー6戦目のエドワードマニフォルドステークス(GII・芝1600)で重賞初制覇[4]。同年12月のクラウンオークス（GI・芝2500）では9馬身差の逃げ切り勝ちでGI初制覇を果たしている[5]。
2012年にはオーストラリアンギニー(GI・芝1600)、ランドウィックギニーズ(GI・芝1600)、ストームクイーンステークス(GI・芝2000)とGIを3連勝を記録している。同年限りで現役を引退した[4]。
年度別競走成績
- 2011年（9戦3勝） - クラウンオークス(GI)、VRCエドワードマニフォルドS(GII)[4]
- 2012年（9戦5勝） - オーストラリアンギニー(GI)、ランドウィックギニーズ(GI)、ストームクイーンステークス(GI)、ブレイザーステークス(GII)[4]
繁殖牝馬時代
モシーンの所有者フィル・スライ（Phil Sly）はJRAの馬主資格も保有し、ノーザンファーム代表の吉田勝己と親交があった。スライは現役中からモシーンの所有権の50%を吉田に譲渡しており、引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となった[5]。
2番仔のプリモシーン（父ディープインパクト）が2018年のフェアリーステークス(GIII)を制し、産駒初の重賞制覇を果たした[6]。
繁殖成績
- 現役馬の成績は2024年5月4日現在。
| 馬名 | 生年 | 毛色 | 父 | 性 | 厩舎 | 馬主 | 戦績 | 備考 | 出典 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | キャリコ | 2014 | 鹿毛 | ディープインパクト | 牝 | 栗東・池添学 | 吉田和美 | 5戦0勝 | 繁殖牝馬 | [7] |
| 2 | プリモシーン | 2015 | 青鹿毛 | 牝 | 美浦・木村哲也 | シルクレーシング | 19戦4勝 (G3) フェアリーS、関屋記念、東京新聞杯 |
繁殖牝馬 | [8] | |
| 3 | パロネラ | 2016 | 鹿毛 | ロードカナロア | 牝 | 美浦・木村哲也 →兵庫・長南和宏 |
8戦0勝 | 繁殖牝馬 | [9] | |
| 4 | モーソンピーク | 2017 | 青鹿毛 | ディープインパクト | 牡 | 美浦・国枝栄 | 17戦3勝 | （現役） | [10] | |
| 5 | リバースレー | 2018 | 黒鹿毛 | ドゥラメンテ | 牝 | 栗東・安田隆行 | 4戦0勝 | 繁殖牝馬 | [11] | |
| 6 | カーペンタリア | 2019 | 鹿毛 | ロードカナロア | 牝 | 美浦・木村哲也 →美浦・岩戸孝樹 →美浦・木村哲也 |
8戦3勝 | （現役） | [12] | |
| （不受胎） | 2020 | |||||||||
| 7 | ダノンエアズロック | 2021 | 鹿毛 | モーリス | 牡 | 美浦・堀宣行 | ダノックス | 4戦3勝 (L) アイビーS、プリンシパルS |
(現役) | [13] |
| 8 | コジオスコ | 2022 | 鹿毛 | エピファネイア | 牡 | 栗東・武幸四郎 | モンレーヴ | （デビュー前）モシーン | [14] | |
| 9 | モシーンの2023 | 2023 | 鹿毛 | モーリス | 牝 | [15] |
| モシーンの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | デインヒル系 |
[§ 2] | ||
父 Fastnet Rock 2001 鹿毛 |
父の父 *デインヒルDanehill 1986 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
| Pas de Nom | ||||
| Razyana | His Majesty | |||
| Spring Adieu | ||||
父の母 Piccadilly Circus1995 鹿毛 |
*ロイヤルアカデミーII | Nijinsky | ||
| Crimson Saint | ||||
| Gatana | Marauding | |||
| Twigalae | ||||
母 Sumehra 2002 鹿毛 |
*ストラヴィンスキー 1996 鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer | |
| Special | ||||
| Fire the Groom | Blushing Groom | |||
| Prospector's Fire | ||||
母の母 Miss Priority1991 鹿毛 |
Kaapstad | Sir Tristram | ||
| Eight Carat | ||||
| Benediction | Day Is Done | |||
| Cathedra | ||||
| 母系(F-No.) | 6号族(FN:6-e) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Northern Dancer4×5×4＝15.63%、Natalma5×5×5＝9.38%、Sir Tristram5×4＝9.38% | [§ 4] | ||
| 出典 |
| |||
- ^ a b c d e f g h i モシーン(AUS)｜JBISサーチ（JBIS-Search）
- ^ a b c d Mosheen | Progeny. Racing Post. 2018年5月13日閲覧
- ^ MOSHEEN horse profile, breeding, statistics, form guide and news. Breednet. 2018年5月13日閲覧
- ^ a b c d Mosheen Racehorse Profile, Stats, Form Guide, News & Results. Racenet. 2018年5月13日閲覧
- ^ a b ＪＲＡ初のオーストラリア人馬主が日本競馬に魅せられた理由. スポーツニッポン(2012年9月5日付). 2018年5月13日閲覧
- ^ フェアリーS G3 | 重賞ウイナーレポート. 競走馬のふるさと案内所. 2018年5月13日閲覧
- ^ “キャリコ”. netkeiba.com. 2018年5月13日閲覧。
- ^ “プリモシーン”. netkeiba.com. 2018年5月13日閲覧。
- ^ “パロネラ”. netkeiba.com. 2018年5月13日閲覧。
- ^ “モーソンピーク”. netkeiba.com. 2024年5月3日閲覧。
- ^ “リバースレー”. JBISサーチ. 2021年2月1日閲覧。
- ^ “カーペンタリア｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年6月24日閲覧。
- ^ “ダノンエアズロック｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “コジオスコ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2024年2月24日閲覧。
- ^ “＿＿＿＿＿＿＿＿＿｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2023年7月28日閲覧。
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