マーベル フューチャー・アベンジャーズ マーベル フューチャー・アベンジャーズの概要

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マーベル フューチャー・アベンジャーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 04:34 UTC 版)

マーベル・コミック > アベンジャーズ > アニメシリーズ > マーベル・フューチャー・アベンジャーズ
マーベル・フューチャー・アベンジャーズ
ジャンル ヒーロー
アニメ
原作 マーベル・コミックス
監督 佐藤雄三
シリーズ構成 キング・リュウ
脚本 キング・リュウ、広田光毅坪田文竹内利光
キャラクターデザイン Stan LeeJack Kirby(原案)
梅原隆弘
吉川真一(サブ)、箕輪豊(ヴィラン)
音楽 高橋哲也
アニメーション制作 マッドハウス
製作 ウォルト・ディズニー・ジャパン
放送局 Dlife
放送期間 2017年7月22日 - 2018年1月20日(シーズン1)
2018年7月30日 - 10月22日(シーズン2)
話数 全26話(シーズン1)
全13話(シーズン2)
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

概要

アメリカ最大のエンターテインメント企業・ディズニーグループの傘下にあるマーベル社は基本的には北米を中心とした事業を行っているが、グローバル企業として日本(をはじめとしたアジア圏)も重視しており、その施策の一環として日本の企業と組み、マーベルヒーローを日本の児童たちに最適化した形で提供する展開を行っている。このうちキッズアニメ作品としては2014年 - 2015年に東映アニメーション[注 1]制作による『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』(『DW:A』)を放送。そこから得た様々な経験を生かして作る日本オリジナルのキッズアニメ第二弾が本作となる。『DW:A』は地上波テレビ局・テレビ東京系列をメインとした放送が行われたが、今回はディズニーのBS無料局・Dlifeで放送を実施する(同年10月からは地上波独立局TOKYO MXディズニーXDでも放送)。また『スティッチ!』シリーズと『DW:A』は、これまでステレオ放送を実施していたが、今回は英語音声を含むデュアルステレオ放送を実施する(ただし、地上波独立局・TOKYO MXでの放送は、そのままステレオ放送を実施する)。

今回は過去にハイターゲット向けのマーベルアニメを数作手掛けた実績を持つ日本のアニメ制作会社・マッドハウス[注 1]が制作を担当している(そのうちの一作『アイアンマン』で監督を担当した佐藤雄三が本作でも同職に就いている)。シリーズ構成は『DW:A』でも同職にあったキング・リュウが担当。

日本のコミカライズは『コロコロコミック』の系列誌である『別冊コロコロコミックススペシャル』で放送に先駆け、2017年4月号から2018年2月号まで連載されていた。

各エピソードでは主要ストーリー(下記参照)とは別に、しばしばヒーローや一部ヴィランたちの過去や誕生にまつわる秘話が語られる(トニーがアイアンマン以前に武器商人をしていた事や、キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャーの因縁など)。

20年近くディズニーのアジアにおけるビジネスを指揮してきたポール・キャンドランドは、2017年12月末にウォルト・ディズニー アジアのプレジデントを退任し、その後2018年1月24日にウォルト・ディズニー・ジャパンの代表取締役を退任したため、ウォルト・ディズニー・ジャパンの代表取締役には、新しいカントリーマネージャーが就任するまで、ウォルト・ディズニー・ジャパンの現役員、およびウォルト・ディズニー・インターナショナルの法務責任者も務めるピーター・ワイリーが一時的に任命されるため、第26話ではポール・キャンドランドがウォルト・ディズニー アジアのプレジデント、およびウォルト・ディズニー・ジャパンの代表取締役として関わる作品としては本作が最後となる[2]

2018年7月30日から同年10月22日までシーズン2が放送。前シーズンでは、地上波独立局・TOKYO MXでの放送を除いて、英語音声を含むデュアルステレオ放送を実施していたが、今シーズンでは、『スティッチ!パーフェクト・メモリー』以来、ステレオ放送を実施する。

『スティッチ!』シリーズと『DW:A』のように、本作でも音楽協力はエイベックス・エンタテインメントが担当していたが、2018年6月25日に、日本でのウォルト・ディズニー・レコードレーベルは、ユニバーサルミュージックと新たにライセンス契約を結び、同年10月1日以降音楽ソフトの販売を開始したことから、シーズン2第13話を最後に降板。これがエイベックス・エンタテインメントにおけるウォルト・ディズニー・ジャパンの音楽協力として最後の作品となった[3]

2019年にはマーベル・コミック本来の世界Earth-616を舞台とした韓国系ヒーローチームの結成を描くミニシリーズコミック『War Of The Realms: New Agents Of Atlas』3号で、アジア系若手ヒーローの一員としてフューチャー・アベンジャーズのアディがカメオ出演した(日本のフューチャー・アベンジャーズ基地からの通信映像として登場)。日本で生み出されたキャラクターが本家コミックスに登場するのはマーベル史上初とされている[4]

ストーリー

悪の組織・ヒドラは世界征服の野望を達成するための先兵して、3人の少年少女に遺伝子操作を施し、人工的な超人戦士を生み出すことに成功した。彼らはヒドラに「アベンジャーズは悪のヴィランだ」と教え込まれ、自分たちが正義のヒーローだと思っていたが、真実を知り、ヒドラからの脱走を図る。この過程で仲間の2人アディクロエは捕えられてしまい、残った1人・マコトは、あえてアベンジャーズのメンバー・アイアンマンの元に飛び込み手を組むことを提案する(実態としては助けを求めた形)。

アベンジャーズはヒドラの拠点である絶海の孤島においてヒドラのボスであるレッド・スカルと交戦、窮地に陥るもマコトの機転もあり、アディとクロエは救出したが、マコトのバディだった少年ヴィラン・ブルーノは行方不明になってしまった。

ひとまず自由の身になった3人だが行く当てのない彼らを放り出すことはできない。アベンジャーズは当面のあいだ彼らを見守ることにした。そして3人も「本当の正義のヒーロー」になろうと決意しアベンジャーズに「弟子入り」。ここにルーキーヒーローチーム「フューチャー・アベンジャーズ」が誕生した。


  1. ^ a b 東映アニメーションの主要株主を米国法人によるソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが、マッドハウスの主要株主を日本法人によるソニー・ピクチャーズ エンタテインメントがそれぞれ担当している。ただし、東映アニメーションとマッドハウスは、いずれもソニーグループの関連会社は持っておらず、ソニーグループ会社のサイトへのリンクも掲載されていない。


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