マープタープット工業港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/04 06:42 UTC 版)
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マープタープット工業港は、大型貨物船の接岸可能な国際工業港である。タイ東部臨海開発計画の一環である「工業港開発計画」によって計画され、海外経済協力基金からの円借款により建設された。1989年から建設が始まり、1992年に開港。港には税関支局、入国管理支局、検疫所、保税蔵置場事務所等、各種輸出入手続きに必要な政府機関の事務所が設置されている。総敷地面積235.2ha。 また、同港にはマープタープット工業団地が隣接している。
運営事務所所在地
マープタープット工業港 ターミナル運営部
(ท่าเรืออุตสาหกรรมมาบตาพุด กองปฏิบัติการท่าเรือ 1 ถนน ไอ – หนึ่ง ตำบลมาบตาพุด อำเภอเมือง จังหวัดระยอง 21150)
- バンコクの南東185km
- マープタープット工業団地に隣接
ターミナル
同港にはコンテナをはじめバルク船、タンカー船用の設備がある。ターミナルは、公共ターミナルと専用ターミナルの二つに大きく区分されている。
- 公共ターミナル (Public Terminal:PT)-このターミナルには使用者数の制限がない。
- 一般係留施設 (General Cargo Berth)‐1バース(全長330m以下、水深12.5m以下) 全長200m以下、水深11.9m以下の船舶が入港可。4,000平方メートルの倉庫と、75,000平方メートルのコンテナヤードを備える。
- 液状貨物船係留施設 (Liquid Cargo Berth) ‐2バース
- 専用ターミナル (Dedicated Terminal:DT)-特定業者によって利用・運営されている専用のターミナル。
- 第1埋立地
- RBTターミナル
- NFCターミナル
- MTTターミナル
- Glow SPP3ターミナル
- RRCターミナル
- SPRCターミナル
- 第2埋立地
- BLCPターミナル
- PTT LNGターミナル (2011年設置予定)
鉄道貨物輸送
マープタープット工業港地区へは、1995年8月19日にタイ国鉄東線サッタヒープ支線カオチーチャン駅から分岐する貨物線が開通し、終点の工業団地内にマープタープット貨物駅が設置されている[1]。
参考文献
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
外部リンク
関連項目
- ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.262-p.263
- 1 マープタープット工業港とは
- 2 マープタープット工業港の概要
固有名詞の分類
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