ポリアクリロニトリル ポリアクリロニトリルの概要

ポリアクリロニトリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/03 22:19 UTC 版)

PANの構造式

アクリル繊維

アクリル繊維は主成分が PAN で、アクリル酸メチル酢酸ビニルメタクリル酸メチル などのエステルとともに共重合させたもの。

熱処理

PAN を空気中で熱処理 (400-600 ℃) すると、環化が起こり不融化する。非酸素条件で熱処理 (600-1300 ℃) すると炭素繊維が、2000 ℃ 以上では黒鉛繊維が得られる。

有機半導体

1959年にはポリアクリロニトリルに放射線を照射することによって半導体の性質を備えることがニコライ・セミョーノフ達によって報告され、真偽を巡り議論された[1][2][3][4]

参考文献


  1. ^ 籏野昌弘、野口宏道、「ソビエト連邦における半導性有機物質の研究」 『高分子』 1960年 9巻 11号 p.1004-1009,980, doi:10.1295/kobunshi.9.1004, 高分子学会
  2. ^ Electronics, 11 (Jan. 1. 1960)
  3. ^ Electronics, 26, 68 (Jan. 22. 1960)
  4. ^ 籏野昌弘、神原周、「半導性有機物質の合成」 『高分子』 1960年 9巻 11号 p.972-980,1009, doi:10.1295/kobunshi.9.972, 高分子学会


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