ベルリン・テーゲル空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/21 13:36 UTC 版)
歴史
- 1948年のベルリン封鎖時、わずか49日で滑走路が建設された。西側諸国からの援助物資は西ベルリンにある空港を通じ空輸されたが、テーゲル空港には当時ヨーロッパ最長の2400mの滑走路が建設され、約2年間に27万回の物資空輸が行われた。
- 東西冷戦が深刻化した時代には、もっぱら軍事空港として機能した。1960年からは民間機の利用も可能となり、同年1月にエールフランス機が降り立った[2]が、西ベルリンの特殊事情により、この空港を使用するのはイギリス、アメリカ合衆国、フランスの3国の航空会社が運航する国際線に制限された。
- 2020年8月22日、”毒殺未遂”に遭ったロシアの政治活動家であるアレクセイ・ナワリヌイがベルリン市内の病院へ移送された際に当空港が使用された。
- ベルリン・ブランデンブルク国際空港の開港(2020年10月31日[3][4])により、2020年11月8日に閉鎖・廃港。
脚注
関連項目
- 1961年の西ドイツ空軍F-84機による領空侵犯事件
- ベルリン・ブランデンブルク国際空港
- ベルリン・シェーネフェルト空港(2020年閉鎖)
- ベルリン・テンペルホーフ空港(2008年閉鎖)
- アレクセイ・ナワリヌイ#毒殺未遂
外部リンク
- ^ Passagierrekord an Berliner Flughäfen:Erstmals über 33 Millionen Passagiere 空港会社による報道発表 2018年1月4日付
- ^ “冷戦下に3カ月で完成 ドイツ「伝説の空港」静かに幕”. 日本経済新聞 (2020年11月7日). 2022年1月24日閲覧。
- ^ ベルリン・ブランデンブルク国際空港、2020年10月に供用開始 FlyTeam 2017年12月20日付
- ^ BER soll im Oktober 2020 in Betrieb gehen zeit.de 2017年12月15日付
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