フランシスコ・ピサロ スペインとペルーでの評価

フランシスコ・ピサロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 15:36 UTC 版)

スペインとペルーでの評価

母国スペインでは英雄で、1992年から2002年ユーロ導入までスペインで発行されていた最後の1000ペセタ紙幣の裏面に肖像が使用されていた(表面はエルナン・コルテス)。

一方、ペルーではリマ建都400周年を記念に1935年にピサロの故郷のスペイン・エストレマドゥーラからリマ市に贈られたピサロの騎馬像は、最初は大聖堂の前に置かれていたが、市民の反発で1952年に道一本隔てた大統領府前のアルマス広場の片隅に移された。その後、1990年代に再度反対運動が起こって、2004年、リマ市長の命令により「国民感情にそぐわない」との理由で撤去され、跡地にはペルーの旗が掲げられた。騎馬像は今、リマ市内の旧市街のリマック川沿いの城塞広場に、台座のない状態で置かれている。

登場作品

映画

参考文献

  • 黄金郷 ピサロの生涯 岡本好古 集英社,1982.12.
  • 冒険者たちの世界史 ラルース版・劇画 7 インカ帝国の最期 ピサロ・バルディビア/ミシェル・ド・フランス編集 榊原晃三訳 タイムライフブックス, 1983.9.
  • ペルー王国史 ペドロ・ピサロ ほか 旦敬介,増田義郎訳・注. 大航海時代叢書 岩波書店 1984.10.
  • 征服者ピサロの娘ドーニャ・フランシスカ・ピサロの生涯 1534-1598 マリア・ロストウォロフスキ 染田秀藤監訳.世界思想社,2008.8.
  • 『ラテン・アメリカを知る事典』大貫良夫ほか監修、平凡社、1987年。ISBN 4-582-12609-X 

  1. ^ フランソワ・トレモリエール、カトリーヌ・リシ編著、樺山紘一日本語版監修『ラルース 図説 世界史人物百科』Ⅱ ルネサンスー啓蒙時代 原書房 2004年 90ページ
  2. ^ a b c d e ラテン・アメリカを知る事典、pp.317-318 ピサロの項(染田秀藤執筆)
  3. ^ フランソワ・トレモリエール、カトリーヌ・リシ編著、樺山紘一日本語版監修『ラルース 図説 世界史人物百科』Ⅱ ルネサンスー啓蒙時代 原書房 2004年 90ページ


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