バズ・ライトイヤー (映画) バズ・ライトイヤー (映画)の概要

バズ・ライトイヤー (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 05:47 UTC 版)

バズ・ライトイヤー
Lightyear
監督 アンガス・マクレーン
脚本 ピート・ドクター
原作 ジョン・ラセター
ピート・ドクター
アンドリュー・スタントン
ジョー・ランフト
バズ・ライトイヤー
製作 ガリン・ズースマン
出演者 クリス・エヴァンス
音楽 マイケル・ジアッキーノ
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開 2022年6月17日
2022年7月1日
上映時間 105分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
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あらすじ

故郷への帰還のため星間航行を続けていた調査宇宙船「S.C.01.T.S」は未知の移住可能な惑星を発見したため、急遽調査をすることになった。スターコマンドのスペースレンジャーである「バズ・ライトイヤー」と、彼の指揮官であり親友である「アリーシャ・ホーソーン」は、新隊員の「フェザリンガムスタン」とともに、居住可能と思わる新惑星「トゥカ二プライム」を探索するために着陸した。しかし、トゥカニプライムに生息する生命体は異常なまでに敵対的であることが判明したため、探査船へ撤退。宇宙空間への離脱を試みたが、バズは離脱中に調査船を損傷させてしまう。結果として調査船は墜落し、さらにハイパー航法を行うための燃料「ハイパークリスタル」が全損してしまったため星間航行すら不可能となってしまった。そこで修理を行い旅を続けるために、トゥカニプライムにとどまることになる。

1年後、乗組員達は修理を行うためにコロニーを建造しつつ、必要な技術や物資、施設を開発していた。バズは、ハイパースペース燃料「ハイパークリスタル」をテストするパイロットとして、ハイパー航法の試験飛行をおこなった。しかし、この4分間のテストのさい「ハイパークリスタル」が異常をきたしたため実験は失敗。さらに相対論的な速度で移動したことによる「うらしま効果」によって時間の遅れの影響により、トゥカニプライムでは実に「4年と半年と3日」もの時間が過ぎていた。見違えたコロニーや、司令官となったホーソン、そして実験失敗と調査船墜落の責任の負い目を感じるバズだったが、彼のアフターケアを担当するネコ型ロボット「ソックス」の励ましもあって、ハイパースペース燃料のテストを続ける。しかし、すべてのテストはことごとく失敗。そのたびにトゥカニプライムはさらに4年以上もの時間が経過し、ついに62年以上の歳月が経過してしまった。

あらゆる失敗や挫折、さらに友人の死も相まって、バズはショックを受けてしまった。しかし、ソックスは62年もの間に、ハイパークリスタルの燃料問題を解決していたのだった。バズはのこされた人々を故郷に返すべく、実験機を拝借してハイパー航法の無断実験を慣行した。

実験の結果、見事にハイパー航法を成功させたバズはトゥカニプライムに帰還した。しかし、そこで待っていたのはトゥカニプライムの人々を攻撃する謎のロボット軍団と、それを指揮する巨大宇宙船「ザークシップ」だった。

声の出演

キャラクター 原語版 日本語吹替[2]
バズ・ライトイヤー クリス・エヴァンス 鈴木亮平[3]
イジー・ホーソーン キキ・パーマー 今田美桜[4]
ソックス ピーター・ソーン 山内健司かまいたち[5]
モー・モリソン タイカ・ワイティティ 三木眞一郎[6]
ダービー・スティール デール・ソウルズ英語版 磯辺万沙子[6]
ザーグ ジェームズ・ブローリン 銀河万丈[6]
アリーシャ・ホーソーン ウゾ・アドゥーバ英語版 りょう[6]
アイヴァン メアリー・マクドナルド=ルイス 沢城みゆき[6]
カル・バーンサイド中佐 イザイア・ウィットロック・Jr 間宮康弘
エリック / デリック アンガス・マクレーン ケンコー
フェザリンガムスタン ビル・ヘイダー 清水裕亮
ディアス航空士 エフレン・ラミレッツ 小松史法
幼いイジー キーラ・ヘアーストン 御園紬

注釈

  1. ^ ソウルフル・ワールド』と『あの夏のルカ』、『私ときどきレッサーパンダ』を指す。
  2. ^ 日本では新型コロナウイルスの影響により公開が延期され、同年8月に公開された[17]
  3. ^ アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアエジプトインドネシアマレーシアレバノンなど。

出典

  1. ^ “『トイ・ストーリー』バズ・ライトイヤーの新作映画、初予告が公開!”. シネマトゥデイ. (2021年10月28日). https://www.cinematoday.jp/news/N0126744 2023年5月10日閲覧。 
  2. ^ バズ・ライトイヤー -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2022年7月1日). 2022年7月1日閲覧。
  3. ^ “鈴木亮平、バズ・ライトイヤー声優に決定!“おもちゃのバズ”のルーツ描く新作で名ゼリフも披露”. シネマトゥデイ. (2022年5月27日). https://www.cinematoday.jp/news/N0130310 2022年5月27日閲覧。 
  4. ^ “今田美桜、バズ・ライトイヤーの仲間イジーに! 原点を描く映画で、日本語吹替版に参戦”. 映画.com. (2022年6月3日). https://eiga.com/news/20220603/1/ 2022年6月3日閲覧。 
  5. ^ “かまいたち・山内健司『バズ・ライトイヤー』ソックス役の日本版声優に”. シネマトゥデイ. (2022年6月7日). https://www.cinematoday.jp/news/N0130517 2022年6月7日閲覧。 
  6. ^ a b c d e “りょう、三木眞一郎、磯辺万沙子ら『バズ・ライトイヤー』日本版声優5名発表”. シネマトゥデイ. (2022年6月15日). https://www.cinematoday.jp/news/N0130674 2022年6月15日閲覧。 
  7. ^ DIRECTOR ANGUS MACLANE CALLS CHRIS EVANS 'SUCH A JOY' AS BUZZ IN 'LIGHTYEAR,' PIXAR'S LOVE LETTER TO SCI-FI ADVENTURE MOVIES”. Fandango Media (2021年10月27日). 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月28日閲覧。
  8. ^ Libbey, Dirk (2019年2月7日). “Toy Story 5? Here's What Tim Allen Says”. CinemaBlend. 2019年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月30日閲覧。
  9. ^ 『バズ・ライトイヤー』バズの声交代、元祖ティム・アレンが初コメント!「理由」を明かす | TRILL【トリル】”. TRILL. 2022年7月1日閲覧。
  10. ^ Kinane, Ruth (2019年5月22日). “Tim Allen warned Tom Hanks about the emotional ending to Toy Story 4 before he read it”. Entertainment Weekly. 2021年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月29日閲覧。
  11. ^ Bonomolo, Cameron (2019年5月26日). “Pixar Not Ruling Out Toy Story 5”. ComicBook.com. 2019年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月12日閲覧。
  12. ^ Jackson, Angelique (2020年12月10日). “Chris Evans to Voice Buzz Lightyear in Pixar's 'Lightyear,' Disney Announces 'Encanto' With Music by Lin-Manuel Miranda”. Variety. 2020年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月11日閲覧。
  13. ^ 『バズ・ライトイヤー』バズと仲間たちの冒険は7月1日、幕を開ける!”. アニメージュプラス (2022年2月12日). 2022年4月26日閲覧。
  14. ^ ディズニー&ピクサー『ソウルフル・ワールド』劇場公開を見送り、Disney+配信に”. THE RIVER (2020年10月9日). 2022年4月26日閲覧。
  15. ^ “「ブラック・ウィドウ」、7月に公開延期 ディズニー+で同時配信”. ロイター通信. (2021年3月24日). https://jp.reuters.com/article/walt-disney-films-idJPKBN2BG0G5 2022年4月26日閲覧。 
  16. ^ ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』日本でもディズニープラス独占配信に変更 ─ 劇場公開は見送り”. THE RIVER (2022年1月13日). 2022年4月26日閲覧。
  17. ^ ディズニー&ピクサー映画『2分の1の魔法』新しい公開日は8・21”. ORICON NEWS (2022年4月26日). 2021年7月16日閲覧。
  18. ^ トムホ&クリプラが兄弟役!ピクサー新作『Onward』予告編が公開”. シネマトゥデイ (2019年5月31日). 2022年4月26日閲覧。
  19. ^ Disney+@disneyplusのツイート”. Twitter (2022年7月20日). 2022年7月20日閲覧。
  20. ^ ディズニープラスにて、映画「バズ・ライトイヤー」の見放題独占配信が決定 8月24日スタート”. GAME Watch (2022年8月19日). 2022年8月19日閲覧。
  21. ^ UAE、『バズ・ライトイヤー』上映禁止 女性同士のキス問題視か”. AFP通信 (2022年6月14日). 2022年6月15日閲覧。
  22. ^ a b “「バズ・ライトイヤー」、14カ国で上映禁止 同性カップル描写巡り”. ロイター通信. (2022年6月14日). https://jp.reuters.com/article/walt-disney-lightyear-idJPKBN2NV03N 2022年6月15日閲覧。 
  23. ^ 同性キスシーンを批判する人は「大バカ者」。バズ・ライトイヤー主演俳優がピシャリと反論”. HuffPost (2022年6月17日). 2022年6月27日閲覧。


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