ナルシス・ノアール ナルシス・ノアールの概要

ナルシス・ノアール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 15:02 UTC 版)

概要

ロマンチック・レビューシリーズ第6弾にあたるレビューの題名である「ナルシス・ノアール」はフランス語で「黒い水仙」という意味でギリシャ神話ナルシストを取り扱った作品。当時、星組トップスターであった日向薫毬藻えりをはじめ、紫苑ゆう麻路さき花組から組替えしたばかりの白城あやかが出演した。作・演出は岡田敬二で、日向、毬藻にとっては宝塚歌劇団時代最後のレビュー作品となった。

2013年、雪組の全国ツアーで『ナルシス・ノアールII』として新場面を加えて再演。

場面(1991年)

第一章[2] プロローグ
序曲で緞帳が上がると、ボレロのリズムでナルシストたちが目覚める。やがて、ナルシス・ノアールが眠りから目覚め、歌いだす。
  • 歌う妖精(トリオ):洲悠花花愛望都、白城あやか
  • 歌う妖精(クインテッド):出雲綾、羽衣蘭、乙原愛万理沙ひとみ
  • ナルシス・ノアール、吟遊詩人:日向薫
  • 踊る妖精、歌う娘:毬藻えり
  • 歌うナルシスト1:紫苑ゆう
  • 歌うナルシスト2:麻路さき
第二章[2] 月とパリス
  • 音楽:吉崎憲治/振付:羽山紀代美
月の光を浴びた湖のほとりでは美少年パリスが踊りだすとその姿に魅せられてアルテミスやミューズたちも踊りだす。
  • パリス:紫苑ゆう
  • アルテミス:白城あやか
  • 歌うミューズの乙女:洲悠花
  • パン・フルートの少年:雅景
  • ゼウス:葉山三千子
第三章[2] すべては花より甘く香り
花々をテーマにしたシーン。
  • スイートピーの歌手、ナルシス・ダンサー:麻路さき
  • ライラックの歌手、ナルシス・ダンサー:紫苑ゆう
  • ライラックの女:洲悠花
  • アイリスの歌手、ナルシス・ダンサー:日向薫
  • カトレアの女:毬藻えり
  • カトレアの歌手(女):一樹千尋
  • ナルシス・ダンサー:夏美よう千珠晄
  • フリージアの歌手:稔幸絵麻緒ゆう神田智
第四章[5] アンダルシアの孤独
歓呼に答えるマタドール。すると目の前で自分の影が踊りだす。それは本当の自分の姿であるのか?苦悩の末、自分の影と対決し、自分も疲れ果ててしまう。
  • エル・マタドール:日向薫
  • マタドールの影:紫苑ゆう
  • 哀しみの貴婦人:毬藻えり
第五章[6] オール・バイ・マイセルフ
自分しか信じず、誰も愛しなかった一人のナルシストが、過去に傷つけた人々のことを思い出す。
  • 歌う青年:麻路さき
  • 青年(トリオ):英りお、稔幸、絵麻緒ゆう
  • オール・バイ・マイセルフの歌手:日向薫
  • 思い出の女S:毬藻えり
第六章[6] ナルシスのフィナーレ
ロケットダンス、デュエットのダンス、そしてフィナーレへと続く。

出演

1991年星組(配役も含む)

出典は80年史[1]

  • ナルシス・ノアール、吟遊詩人、歌手、エル・マタドール、デュエットの男 - 日向薫
  • 踊る妖精、歌う娘、カトレアの女、貴婦人、デュエットの女 - 毬藻えり
  • 歌うナルシスト①、パリス、マタドールの影、歌う男 - 紫苑ゆう
  • 歌うナルシスト②、歌手、ダンサー、青年 - 麻路さき
  • ゼウス - 葉山三千子
  • カトレアの歌手女 - 一樹千尋
  • ナルシス・ダンサー - 夏美よう
  • 妖精、乙女、ライラックの女 - 洲悠花
  • 妖精、カデンツァの歌手 - 花愛望都
  • アポロンの青年、踊る男 - 千珠晄
  • 歌う貴族 - 愛甲充、泉つかさ
  • クインテッド - 出雲綾、羽衣蘭、乙原愛、万理沙ひとみ
  • 歌手、青年 - 稔幸、絵麻緒ゆう
  • 妖精、アルテミス - 白城あやか

以下は東京のみ[7]

  • 第1場・第四場:歌う妖精(トリオ) - 出雲綾
  • 第11場(A):スイートピーのコーラス - 九重はるか
  • 第23場:カデンツァの歌手 - 洲悠花

他、宝塚歌劇団星組生徒。

2013年雪組 

他、宝塚歌劇団雪組生徒。


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 80年史 & 1994年, p. 347.
  2. ^ a b c d e f 岡田レビュー & 2009年, p. 159.
  3. ^ a b c d e 80年史 & 1994年, p. 348.
  4. ^ a b 2013年全国(宝塚公式)2013年12月12日閲覧。
  5. ^ 岡田レビュー & 2009年, p. 158-159.
  6. ^ a b 岡田レビュー & 2009年, p. 158.
  7. ^ a b c 80年史 & 1994年, p. 349.


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