ナショナルブランド ナショナルブランドの概要

ナショナルブランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 21:40 UTC 版)

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概要

テレビCM等の宣伝で、固有名詞としての商品名を持ち、広く国民(消費者)に知られていることが多く、また全国どこでも入手できるような汎用ブランドのことである。

ナショナルブランドとプライベートブランド

ナショナルブランドは、消費者から見れば、信頼できる企業が生産した商品ならば安心して買うことができ、そのため幾分高価であっても販売競争力を持つと考えられ、そのようなナショナルブランドは価値が高いと見なされるが、どこの地域・店でも購入できる点で商品差別性がなく、流通過程の競争原理が働くことで価格を下げざるを得なくなり、販売側にとっては利幅が薄くなることも少なくない。

一方、大手卸、大手小売チェーン、食品スーパーなど、販売する側の小売業者がつけた独自のブランドをプライベートブランドという。

大手小売業者はコストの低いPB商品を開発・販売することで、安い価格でも収益を確保している。集客面からNB商品も欠かせないが、大抵の場合は両者を同じ売場に並べることで、NBの信頼感・高級感と、PBの割安感が互いに強調され、購買意欲につながるようにしている。

一例を挙げると、日清食品カップヌードル大塚食品ボンカレーハウスジャワカレースプーン印上白糖、タカラ本みりん、キッコーマン醤油味の素ほんだし日清サラダ油、雪印北海道バターキユーピーマヨネーズ明治おいしい牛乳、キリン一番搾り生ビールピュリナフリスキーなどがナショナルブランド商品である。一方、例えばダイエーのsavingsシリーズはプライベートブランドでありナショナルブランド商品ではない。スーパーのグラム売りの精肉、鮮魚、野菜などもナショナルブランド商品ではない(そもそもブランディングされていない)。

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