ドラえもん (キャラクター)
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主人公
ドラえもんは『ドラえもん』という作品の主人公である。以下の資料を参照。
- 資料
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- 1969年 - 連載第1回(『小学三年生』1970年1月号[205])の「でてくる人」と題された登場人物紹介頁にて、のび太(「の比太」と表記)の紹介として「しゅじんこう。なにをやってもだめな男の子。」と記され、ドラえもんの紹介には「みらいの国からきたできそこないのロボット。」とのみ記されている。
- 1978年 - 漫画『ドラえもん誕生』[注 41]内に、藤本が「机の引き出しから正体不明の何かが飛び出す絵の描かれた雑誌」を手にしながら「主人公をかいていない予告なんて今までにあっただろうか」という台詞を述べている場面がある(その際、手にしている雑誌にはドラえもんだけでなくのび太も描かれていないが、実際にはのび太だけが描かれた予告が『小学四年生』1969年12月号に掲載されている)。また、作中では電車で帰宅中の藤本が「主人公は風変わりなおもしろいやつがいい」という台詞とともにアイデアを練る場面が描かれている(のび太については作品終盤まで触れられておらず、藤本がドラえもんを思いついた直後に「頭の悪いぐうたらな男を…、いや、男の子を助けるためにやってくる」と言及している)。
- 1981年 - 雑誌のインタビューにてヒットの原因を語る中での言葉。
- 1988年 - 漫画『ドラえもん』が生まれた過程を語る文章中の言葉。
- 1989年2月 - 雑誌のインタビューにて『ドラえもん』を生み出した発想について語る中での言葉。
- 1989年8月 - 漫画『ドラえもん』が生まれた過程を語る文章中の言葉。
- 1989年11月 - テレビ講演にてヒットの原因を語る中での言葉。マンガの主人公は大ざっぱに分けまして二つのタイプがあります。一つは『ヒーロー型』で、もう一つが『アンチヒーロー型』。のび太は、そのアンチヒーロー型の一つの典型なんです。なぜ、そういう人物をあえて連載マンガの主人公、いや、副主人公にもってきたか。
その理由には、まずひとつは、「のび太君がマイナス要素をたくさん持っているほど、それを救いに来たドラえもんがかっこよく光って見える」という、マンガの技術上の問題があります。それから、ぼくにとって描きやすい人物は、どちらかといえばヒーロー型よりアンチヒーロー型、"ダメ人間"と呼ばれている人たちなんですね。
なぜかっていうと、ぼく自身が"野比のび太"だからなんです。 — 藤子・F・不二雄、1989年11月14日『NHK お母さんの勉強室』での講演を再編集したWeb記事[208] - 1994年 - 雑誌のインタビューにて自作の主人公について語る中での言葉。
- 1995年 - 『ドラえもん』の設定について語る中での言葉。
- 登場回数
- スピンオフ作品の『ドラミちゃん』として当初執筆された話を別とするならば、ドラえもん、のび太は漫画『ドラえもん』の全話に登場する[注 42]。
- テレビアニメのスタッフロールと字幕
- テレビアニメのスタッフロールでのキャスト紹介はドラえもんが最初に紹介されており、のび太は2番目。テレビアニメのデジタル放送の字幕放送では、ドラえもんの台詞は主人公に付けられることが多い黄色、のび太の台詞は水色で表示される。
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