ドラえもん (キャラクター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 09:37 UTC 版)
その他
- 大山のぶ代
- 担当声優の大山は声優の仕事を休業していた時に『ドラえもん』の出演オファーを受け、コミックスを読んで表面的には子供向けの漫画になっているが、大人でも読んでも面白いSFだと感じ、一晩で15冊読み終えて引き受けることにしたという。原作者の藤本に初めて対面したとき、「ドラえもんの声、いかがでしょうか?」とおそるおそる聞いてみると「第1話を見ましたが、ドラえもんはああいう声をしてたんですね」と言われたという[213]。
- マスコットキャラクター的な位置づけ
- かつてはテレビ朝日ではマスコットキャラクターが制定されておらず、ドラえもんがテレビ朝日のマスコットキャラクターという位置付けがなされていた。2023年現在でも、大災害が発生したときに実施される『ドラえもん募金』にその名残が見られる。
模倣キャラクター
2000年代初頭、アメリカ合衆国連邦通信委員会(FCC)の公式ウェブサイト内の子供向けページ「キッズゾーン」に登場する子供向けマスコットキャラクター「Broadband」(ブロードバンド)が、耳のある頃のドラえもんに酷似しているという指摘があり、この件はフジテレビジョンの番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でも紹介された。これに対しドラえもんの著作権を持つ藤子プロが警告文を送るも約1か月たっても返答はなく、最終的には盗用だと言い切れず相手が政府機関であるため注意喚起に止めた[214]。
このキャラクターは2010年代までサイト上に掲載され続けていたが、その後のリニューアルにより子供向けページが廃止され、現在は掲載されていない。ただし、2016年に当時の「キッズゾーン」ページのアーカイブファイルが公式サイトから公開され、キャラクターについても確認できる[215]。
2020年1月、韓国の食品医薬品安全処がSNS上に掲載したマスコットキャラクター「식약애몽」(食薬(シクヤク)エモン)の外見と設定[注 43]が、ドラえもんに酷似しているとインターネット上で指摘を受け、その後同キャラクターの掲載を中止した[216][217]。
日本では『天才バカボン』の顔を移植したキーホルダー「ドラえボン」のような非正規商品も販売されていた[218]。また、アジア諸国を中心に出回る海賊版の中には、ドラえもんの偽者も数多く存在する。
やおきんの駄菓子「うまい棒」(1979年より発売)のキャラクター「うまえもん」がドラえもんに似ていると指摘されることがあるが、やおきんは模倣かどうか明確にしていない[219]。
関連項目
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