トリシン (緩衝剤)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > トリシン (緩衝剤)の意味・解説 

トリシン (緩衝剤)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/27 03:18 UTC 版)

トリシン (: tricine) は緩衝剤に使われる有機化合物である。トリス (tris) とグリシン (glycine) の誘導体であるので、トリシン (tricine) という名がついた[1]アミノ酸であり、緩衝領域は pH 7.4-8.8 である。白色の結晶粉末は水に可溶であり、その溶液の pH は 4.4-5.2 である。pKa1 は 2.3 (25 °C)、pKa2は 8.15 (20 °C) である[1]ビシンとともに、グッドバッファーのひとつである。グッドはクロロプラストの反応において初めてトリシンを用いた。


  1. ^ a b Good, N.E., et al., Biochemistry, v. 5, 467 (1966)
  2. ^ Schaegger, H., and von Jagow, G., "Tricine-sodium dodecyl sulfate-polyacrylamide gel electrophoresis for the separation of proteins in the range from 1 to 100 kDa." "Anal. Biochem." 166(2), 368-379.
  3. ^ Webster, J. J., and Leach, F. R., "Optimization of the firefly luciferase assay for ATP." "J. Appl. Biochem.", 2:469-479.
  4. ^ Hicks, M., and Gebicki, J. M., "Rate constants for reaction of hydroxyl radicals with Tris, Tricine, and Hepes buffers." "FEBS Lett.", 199(1):92-94.


「トリシン (緩衝剤)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トリシン (緩衝剤)」の関連用語

トリシン (緩衝剤)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トリシン (緩衝剤)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトリシン (緩衝剤) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS