ディアッカ・エルスマン 人物

ディアッカ・エルスマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 04:32 UTC 版)

人物

  • 人種:コーディネイター(第2世代)
  • 誕生日:C.E.54年3月29日
  • 星座:牡羊座
  • 血液型:AB型
  • 年齢:17歳→19歳
  • 身長:176cm→180cm
  • 体重:67.5kg→58kg
  • 趣味:日本舞踊
  • 髪色:金
  • 瞳:薄い紫
  • 出身:プラント フェブラリウス市
  • 父:タッド・エルスマン

ザフトのエリート部隊・クルーゼ隊に所属する赤服パイロット。士官アカデミーの成績は4位。エリート意識の強い他の赤服達に比べ、成績を気にする描写はなく、あまり興味がない様子。しかし、戦闘での撃墜数に関しては〝スコア更新〟と意気揚々とし、好戦的な面がうかがえた。

彫りの深い端整な男顔で、健康的な褐色肌が特徴。軽く見えて掴み所がない反面、根は真面目で実直な性格である。

父親はプラント最高評議会議員タッド・エルスマン。父親の反対を押し切ってザフトに志願した。士官アカデミーでイザーク・ジュールとルームメイトとなって以降親友となり[1]、共に行動することが多い。

クルーゼ隊配属当時は年下のアスランやニコルに対し、軽口を叩き小馬鹿にする場面も見られた。実際、アスランとは不仲であったが、これはストライク撃破任務でのアスランの命令無視など不可解な行動[2]、また、アスランが本心を隠している様子を不審に思っていたせいもある。〝命懸けの戦闘中、勝手な行動をするも何の説明もしない。何を考えているのか分からない〟と感じていた。だが、後にキラとアスランの関係、そしてアスラン自身と本音で話す機会があり、蟠りが溶ける。お互いに戦争の早期集結を誓い、和解する[3]。その後は事あるごとにアスランと衝突するイザークを宥めるためクッション役を自認し、両方の間に立って便宜をはかるなど、面倒見も良い。

イザークと同じくコーディネイター選民思想の傾向にあった。ナチュラルに対しても好戦的で、いつもの相手を見下す憎まれが災いし、恋人を失ったミリアリア・ハウフレイ・アルスターから殺されかけた事がきっかけになり、ナチュラルとコーディネーターについての考え方が大きく変化することとなった。

趣味は日本舞踊で、戦前は師匠の元に通っていた[4]。 身だしなみには気を遣っており、ヘアースタイルは寝癖ではなく自分でセットしているほか[1]、私服姿もルナマリアメイリンに絶賛され、「彼のいる部隊に配属されたい」と憧れを持たれていた[5]

初期設定での名称は「アリマン」で、イザークが「ディアッカ」となっていた。また、「怒ると狡猾な性格があらわになる」[6][7]「きわめて好戦的な性格の持ち主」[8]などの設定がされていた。放映開始前の月間ニュータイプでは「ナチュラル滅ぶべしと唱える急進派」「やや神経質で残忍」とも紹介されていた[9]一方「TV本編とは異なるものである」という前置きの上で、後藤リウによるSEED小説版でのディアッカは嫌味な性格や悪口雑言の類が大幅に緩和されたキャラクターとして描かれている。これに伴い、中盤以降のミリアリア・ハウとの関係など、序盤の感じとはだいぶ変わっている[7]

2011年にHDリマスター発売記念でYahoo!JAPANで行われたキャラクター人気投票ではキラ、アスランに次いでの3位と高い人気を見せた。

福田監督はディアッカのキャラクター像の変化について「率直に言って、ディアッカをああするつもりはなかったですね。寝返る予定もなかった。ああいう性格だから、キラたちの味方についたんでしょうね。」とインタビューで語っている。また、笹沼の熱演などが影響して予定とは違うキャラクターに育っていったとも述べている[10]


注釈

  1. ^ HDリマスター版では専用機に搭乗している。

出典

  1. ^ a b 「月刊アニメージュ 『ガンダムSEED なぜなに質問箱』」 徳間書店[要出典]
  2. ^ ゲーム『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』にて不信感をもっていたからである。ストライク撃破任務時のアスランに対し「戦闘ではつまらないドジ噛ます」とイザークに漏らしている。
  3. ^ ゲーム『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』。
  4. ^ ゲーム 『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。
  5. ^ 月刊ニュータイプ』 角川書店[要出典]
  6. ^ 放送初期の公式サイトにおけるキャラクター説明より
  7. ^ a b 『ガンダムSEED』最終回から20年 「路線変更」重ねるも、不変の「テーマ性」が高評価に”. マグミクス (2023年9月28日). 2023年9月30日閲覧。
  8. ^ ニュータイプ『機動戦士ガンダムSEED―運命の再会 公式ガイドブック』角川書店、34頁。 
  9. ^ 『月間ニュータイプ 2002年9月号』角川書店、17頁頁。 
  10. ^ 機動戦士ガンダムSEED - 明日への翼 公式ガイドブック 3 98ページ
  11. ^ 『機動戦士ガンダムSEED』38話
  12. ^ 『機動戦士ガンダムSEED』44話
  13. ^ 『機動戦士ガンダムSEED』45話
  14. ^ a b 「SEED DVD最終巻 映像特典 『AFTER-PHASE 星のはざまで』」 。一方、イザークとは逆に本職に戻ったのか否か、それ以前に職業自体が何だったのかは不詳。
  15. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第6話
  16. ^ 「データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY下巻 『OFFICIAL REPORT』」 メディアワークス。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ディアッカ・エルスマン」の関連用語

ディアッカ・エルスマンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ディアッカ・エルスマンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのディアッカ・エルスマン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS