ティム・ホルト

索引トップランキングカテゴリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/06/15 19:42 UTC 版)

ティム・ホルト Tim Holt
1948年宣材写真
本名	Charles John Holt III^[1]
生年月日	(1919-02-05) 1919年 2月5日
没年月日	(1973-02-15) 1973年 2月15日（54歳没）
出生地	アメリカ合衆国カリフォルニア州ビバリーヒルズ
死没地	アメリカ合衆国オクラホマ州ショーニー
職業	俳優
ジャンル	映画
活動期間	1923年 - 1971年
配偶者	ヴァージニア・アシュクロフト（1938年 - 1944年） ※離婚アリス・ハリソン（1944年 - 1952年） ※離婚バーディー・スティーヴンス（1952年 - 1973年）
著名な家族	ジャック・ホルト（英語版）（父）マーガレット・ウッズ（母）ジェニファー・ホルト（英語版）（妹）
主な作品
『偉大なるアンバーソン家の人々』『黄金』
テンプレートを表示

略歴

父ジャック・ホルト（英語版）と（1921年）

1919年にカリフォルニア州ビバリーヒルズでサイレント映画のスターであるジャック・ホルト（英語版）の息子として生まれ、子役として数本の映画に出演したが、本格的に映画俳優としてのキャリアを始めたのは1935年である^[2]。女優のジェニファー・ホルト（英語版）は妹^[1]。

カルヴァー陸軍士官学校（英語版）で教育を受け、第二次世界大戦にはアメリカ空軍の士官として従軍し、B29の爆撃手として東京を空襲した^[2]。

『駅馬車』（1939年）や『偉大なるアンバーソン家の人々』（1942年）、『荒野の決闘』（1946年）、『黄金』（1948年）といった後世に残る作品にも出演しているが、いわゆる「A級映画」の大スターを目指すことはなく、代わりに数多くのB級西部劇映画に主演し、中でも1947年から1952年にかけて数多く制作された、リチャード・マーティン（英語版）演じるメキシコ系アメリカ人「チト」を相棒とした一連の西部劇シリーズがよく知られており、当時のB級西部劇映画界における最大のスターの1人であった^[3]。しかし、テレビの普及に伴う映画館の観客数の減少により、同シリーズの赤字が続いたことから、1952年の『荒野の道（英語版）』を最後にシリーズが終了し、その後もテレビドラマや映画にいくつか出演しているものの、事実上の引退となる^[3]。その後は石油ビジネスを始め、テレビ局やラジオ局の仕事など、様々な仕事をしていたが、この引退後の生活ついて本人は以下のように語っている^[3]。