ダイパック ダイパックの概要

ダイパック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 08:28 UTC 版)

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使用例

概要

主に使われなくなった紙幣(10ドル英語版もしくは20ドル英語版)が使用される。外見は本物の紙幣に酷似しており、本物との識別はほぼ不可能[2]

これらは磁性プレートの近くに保存され、銀行員のそばでスタンバイ・セーフモードで保管されており、銀行強盗が発生した場合に銀行員が手渡せるようになっている。磁性プレートから離れるとダイパックの安全装置が解除され、銀行の建物のドアを抜ける際に送信機からの信号でタイマー(通常は10秒間)が作動し、タイマーがゼロになるとダイパックが破裂する。破裂によりエアロゾル(大半はメチルアミノアントラキノン)や催涙ガスが放出され、明るい赤色で盗まれた金や犯人をマークできるようになっている。この反応は204℃で進行するため、強盗犯がダイパックに触れたり、金を入れた袋や逃走用の車両からダイパックを捨てたりしにくくなっている[2]

ダイパックは全米の銀行の75%で使用されている[3]

脚注


  1. ^ 「実録世界のミステリーSP」 テレビ東京系 2013年3月25日放送
  2. ^ a b I've heard of bank robbers being foiled by a 'dye pack' put in their money stash. What is a 'dye pack'?”. How Stuff Works. 2012年5月21日閲覧。
  3. ^ http://science.howstuffworks.com/question671.htm


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