セロテープ セロテープの概要

セロテープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 06:05 UTC 版)

セロテープ

最初の日本国産セロハンテープだが、初期には国内で入手可能なセロハンテープがセロテープしかなかったため、普通名詞化して使われることが多い。

アメリカ合衆国では、セロハンテープのことを「スコッチテープ(Scotch tape)」と呼ぶことが多い。スコッチテープは3Mの登録商標である。

歴史

ニチバンは、もともと絆創膏をつくっていたが、戦後、同社の創業者である歌橋憲一アメリカ合衆国から輸入したセロハンテープを元に開発を行い、1947年、製品化にこぎつけた。たまたま完成直前に、GHQから民間検閲支隊検閲後の封筒を再封緘する目的でスコッチテープ(セロハンテープ)の製造を打診され、1ヶ月後に試作品を持っていったところ、あまりに早かったので驚かれたというエピソードがある。

セロテープの名称の由来は、開発者の趣味が「チェロ(cello)」であったことによる[要出典]

1948年には「セロテープ」の商標を採用し、同年6月から国内販売を始めた。1個20円。当初は用途が分からず売る方も苦労したが[1]、交通広告から初期のテレビ広告まで、積極的に広告を展開し、普及が図られた[2]

出典・脚注

関連項目

  • 瀬畑亮 - セロテープメーカーでニチバンが公認する「セロテープアーティスト」
  • 学習と科学 - セロファンテープの製造工程を紹介した話で、本社工場が協力として紹介されている。

外部リンク


  1. ^ 世相風俗観察会『増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年(1945)-平成20年(2008)』河出書房新社、2003年11月7日、24頁。ISBN 9784309225043 
  2. ^ ニッポン・ロングセラー考 vol.034 ニチバンセロテープ COMZINE, 2006年3月


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