セロセーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/19 00:59 UTC 版)
セロセーフは、融点が70℃(カ氏温度で158°F)の低融点合金で、42.5%のビスマスと37.7%の鉛、11.3%のスズ、8.5%のカドミウムからなる非共晶合金である。熱膨張特性があるため、鎔笵や他のテンプレートの寸法と相関させることができ、鋳物の作成に役立つ。合金は最初の30分間で収縮するため、鎔笵から簡単に取り外すことができる。その後、30分かけて膨張し、その後も既知の速度で200時間膨張し続け、鋳物のサイズは鎔笵と同じサイズに戻る。 [1] [2]
類似の合金
℃ (℉) |
融点 | 共晶合金か | ビスマス (%) |
鉛 (%) |
スズ (%) |
インジウム (%) |
カドミウム (%) |
タリウム (%) |
ガリウム (%) |
アンチモン (%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ローズメタル | 98℃ (208℉) |
共晶合金ではない | 50 | 25 | 25 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
セロセーフ | 74℃ (165℉) |
共晶合金ではない | 42.5 | 37.7 | 11.3 | 0 | 8.5 | 0 | 0 | 0 |
ウッドメタル | 70℃ (158℉) |
共晶合金である | 50 | 26.7 | 13.3 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 |
フィールドメタル | 62℃ (144℉) |
共晶合金である | 32.5 | 0 | 16.5 | 51 | 0 | 0 | o | 0 |
セロロー136 | 58℃ (136℉) |
共晶合金である | 49 | 18 | 12 | 21 | 0 | 0 | 0 | 0 |
セロロー117 | 47.2℃ (117℉) |
共晶合金である | 44.7 | 22.6 | 8.3 | 19.1 | 5.3 | 0 | 0 | 0 |
ビスマス-鉛-スズ-カドミウム-インジウム-タリウム合金 | 41.5℃ (107℉) |
共晶合金である | 40.3 | 22.2 | 10.7 | 17.7 | 8.1 | 1.1 | 0 | 0 |
ガリンスタン | -19℃ (-2℉) |
共晶合金である | <1.5 | 0 | 9.5~10.5 | 21~22 | 0 | 0 | 68~69 | <1.5 |
Template:Low melting point alloys
参考文献
- ^ “Brownells Cerrosafe® Chamber Casting Alloy”. September 18, 2017閲覧。
- ^ “CS Alloys Safe 165, Cerrosafe”. September 18, 2017閲覧。
外部リンク
- セロセーフのページへのリンク