スペルチェッカ 他の言語でのスペルチェッカ

スペルチェッカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 06:18 UTC 版)

他の言語でのスペルチェッカ

英語は、いくつかの専門用語と修飾語を除いて、公式な文書で使用される大部分の単語が通常の辞書に見つけることのできる点で、例外的な言語である。しかし多くの言語では、頻繁に単語を新しい方で組み合わせることが典型的である。ドイツ語では、しばしば複合名詞が既存の名詞から作り出される。いくつかの書法では、単語と別の単語を明確に区切らないので、単語を分割するアルゴリズムが必要となる。

文脈依存のスペルチェッカ

単語は、それ自身が周囲の単語の文脈に基づいた語彙に関わっているにもかかわらず、近年の研究は、綴りの誤った単語を認識する能力があるアルゴリズムを開発することに注力していた。これは単語の誤りを捕らえるだけでなく、より多くの単語を認識させる辞書の拡大の有害な影響を軽減する。このような機構で捕らえられる最も一般的な誤りの例は、以下の分の太字の単語のような同音異字である。

Their coming too sea if its reel.

現在までに最も成功したアルゴリズムは、 Andrew Golding と Dan Roth が 1999年 に発表した "winnow-based spelling correction algorithm" であり、普通の単語でない誤りに加えて、文脈依存の綴りの誤りの 96% を認識することができる[7]

関連項目

外部リンク


  1. ^ J. L. ベントリー「第3部」 『プログラム設計の着想』野下 浩平(訳)、近代科学社、1989年9月。ISBN 978-4-7649-0158-2 
  2. ^ 川合 慧「英文綴り検査法」『情報処理』第24巻第4号、1983年4月15日、2019年8月22日閲覧。
  3. ^ スペルチェック機能を使うには”. Firefoxヘルプ. Mozilla. 2019年8月22日閲覧。
  4. ^ WikiSysop (2016年6月18日). “スペルと文法”. LibreOfficeヘルプ. LibreOffice. 2019年8月22日閲覧。
  5. ^ Peterson, James (Dec 1980). Computer Programs for Detecting and Correcting Spelling Errors. http://simson.net/ref/2006/csci_e-180/ref/spelling-p676-peterson.pdf 2019年8月22日閲覧。 
  6. ^ Georgetown U Faculty & Staff: The Center for Language, Education & Development”. 2009年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月18日閲覧。, 出典: "Maria Mariani... was one of a group of six linguists from Georgetown University who developed the first spell-check system for the IBM corporation."
  7. ^ Andrew R. Golding and Dan Roth and J. Mooney and Claire Cardie (1999). “A winnow-based approach to context-sensitive spelling correction”. Machine Learning: 107-130. http://citeseer.ist.psu.edu/116990.html 2008年11月28日閲覧。. 


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