ストランド・マガジン ストランド・マガジンの概要

ストランド・マガジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 00:23 UTC 版)

ストランド・マガジン(1894年版)

略史

創刊当時、全てのページに挿絵を入れ、キャッチフレーズは「6ペンスの値段で、中身は1シリング分の月刊誌」(A monthly magazine costing six pence but worth a shilling )であった。

『ストランド・マガジン』は第二次世界大戦中に紙の配給制限を受け、版型縮小などで対処するもコスト高となり、資金調達ができなくなって1950年に廃刊に至る。その後半世紀を経て、1998年に『ストランド・マガジン』の名を受け継ぐ『ストランド・ミステリー・マガジン』がアメリカで季刊のミステリー雑誌として発刊されている。

作家

コナン・ドイル

コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズを初めて掲載した雑誌として紹介される向きも多いが、1887年に第1作の長篇『緋色の研究』、1890年に第2作の長篇『四つの署名』が掲載されたのは他の雑誌である。これらは当時あまり評判にならず[1]、第3作に当たる短篇『ボヘミアの醜聞』が『ストランド・マガジン』の1891年7月号に掲載されてから読者の支持を得るようになり、引き続き同誌から発表・連載されていく。最終的には1927年までの約35年の間に、56作がシリーズとして『ストランド・マガジン』に掲載され、ドイルとホームズは不動の人気を得ることになる。

多くの寄稿者

ドイル以外の寄稿者としては、19世紀を代表する小説家たちが名を連ねている。

挿絵画家

『ストランド・マガジン』の人気を支えた功労者として、鹿撃ち帽インヴァネス・コートという服装のシャーロック・ホームズの容貌を決定付けた挿絵画家シドニー・パジェットの存在がある。

脚注

[脚注の使い方]

  1. ^ 130年前から「名探偵といえばホームズ」と言われる本当の理由 現代にも通用するキャラクター造形”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2020年11月20日). 2020年11月24日閲覧。


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