ジュゼッペ・メルカリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 20:19 UTC 版)
メルカリ震度階級
こんにちでは、メルカリが発案し、今なお使われているメルカリ震度階級によって彼の名前がよく知られている。メルカリ震度階級は、より有名なリヒターの指標(マグニチュード)とは異なり、実際に地震で解放されるエネルギーの大きさを測るものではない。また、気象庁が制定した震度のように、地震計を用いて計測されるものでもない。弱い地震の場合は体感をもとに、強い地震の場合は建物などへの損害をもとにして、メルカリ震度階級が判断される。つまり、それは地表に対する地震の効果がいかほどかを示すものである。
現実の人口点在地にはあまり適合しないが、多様な震動による損害の比較に対しては理想的な指標である。メルカリ震度階級はIからXIIの12段階に分かれている。Iの段階ではごく少数の人が気付くような微震だが、XIIの段階ともなれば壊滅的な損害を与える度合いであり、物体は空中に投げ出され、レンガ積みの建物がほとんど、あるいは全て倒壊してしまうほどである。
脚注
- 1 ジュゼッペ・メルカリとは
- 2 ジュゼッペ・メルカリの概要
- 3 メルカリ震度階級
固有名詞の分類
地震学者 |
川勝均 金森博雄 ジュゼッペ・メルカリ ヒューゴー・ベニオフ インゲ・レーマン |
火山学者 |
岡田弘 シグルズール・ソラリンソン ジュゼッペ・メルカリ レイナウト・ファン・ベンメレン 鎌田浩毅 |
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