シーヴァ (競走馬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/09 02:40 UTC 版)
経歴
1998年5月の未勝利戦でデビュー。1999年5月のG1タタソールズゴールドカップで、当時既にG1競走を3勝していた強豪馬デイラミ (Daylami) を2着に下し、日本生産馬として初の海外G1制覇を成し遂げた[注釈 1]。
なお、前年の1998年には既にシーキングザパール・タイキシャトルの2頭(生産は共にアメリカ)によって日本調教馬としての海外G1制覇が成し遂げられていたこともあり、この快挙が前者の2頭や、同年のエルコンドルパサーほど大きく報道されることはなかった。
引退後はアメリカに渡り、オーナーであるニアルコス家の系列牧場で繁殖牝馬となっている。
年度別競走成績
- 1998年(1戦1勝)
- 1999年(4戦2勝)タタソールズゴールドカップ (G1) 、アールオブセフトンステークス (G3)
- 2000年(5戦1勝)ブリガディアジェラードステークス (G3)
血統表
- 全兄リムノス (Limnos) も日本生まれでヨーロッパで走り、フォワ賞(G2)を優勝するなど活躍しフランスで種牡馬となっている。
- 半妹ライトシフト (Light Shift) はアメリカ合衆国生まれでエプソムオークス優勝馬。その産駒にエクリプスステークス、インターナショナルステークス優勝馬のユリシーズ (Ulysses) がいる[3]。
- 半妹ストロベリーフレッジ (Strawberry Fledge) もアメリカ合衆国生まれで、その産駒にガネー賞優勝馬のクロスオブスターズがいる[3]。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
シーヴァの血統(ミスタープロスペクター系 / Northern Dancer 5×3=15.63%、Never Bend 4×4=12.50%、Prince John 5×4=9.38%、Princequillo 5×5=6.25%、Native Dancer 5×5=6.25%) | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 *ヘクタープロテクター Hector Protector 1988 鹿毛 |
父の父 Woodman1983 栗毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
*Playmate | Buckpasser | |||
Intriguing | ||||
父の母 Korveya1982 栗毛 |
Riverman | Never Bend | ||
River Lady | ||||
Konafa | Damascus | |||
Royal Statue | ||||
母 *ランジェリー Lingerie 1988 鹿毛 |
Shirley Heights 1975 鹿毛 |
Mill Reef | Never Bend | |
Milan Mill | ||||
Hardiemma | *Hardicanute | |||
Grand Cross | ||||
母の母 Northern Trick1981 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic | ||
Natalma | ||||
Trick Chick | Prince John | |||
Fast Line | ||||
母系(F-No.) | 4号族(FN:4-m) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×3=15.63%、Never Bend 4×4=12.50%、Prince John 5×4=9.38%、Princequillo 5×5=6.25%、Native Dancer 5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
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注釈
- ^ a b 国内ローカルグレードも含めると1995年に香港国際カップを優勝したフジヤマケンザンが最初であるが、当時この競走は香港ローカルG1と国際G2のダブルグレード制だった。(→競馬の競走格付けを参考)
出典
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