シフトキー シフトロックとCapsLock

シフトキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 01:47 UTC 版)

シフトロックとCapsLock

機械式タイプライタには、(たとえば強調される文章を入力するなどの目的で)常に大文字で入力したい場合は、機構的にシフトキーを押下状態のままにする「シフトロック」があった。原理上、基本的に全ての打鍵に対してシフトが掛かるものであり、ロック状態中にシフトキーを押して一時的に解除することもできない。

これに対し、コンピュータの入力機器として、スイッチから先が全て電子的に制御されるようなキーボードの「CapsLock」では、任意の解釈がありうる。まず、CapsLockキー自身のロック状態について、機械的にオルタネート動作のスイッチ(On-Offの状態が操作毎に切り替わるスイッチ)の場合と、電子的あるいはソフトウェア的にロック状態が管理されるものとがある。後者の場合、LEDなどによるインジケータがキーボードあるいはキーに付いているものもある。

CapsLock状態は、ほとんどのシステムで、その名の通り「大文字ロック」となっている。つまり、記号類などについてはシフトと同等にはならない。多くのシステムで、CapsLock状態でのシフト押下は一時的なロック解除(小文字の入力)となっているが、そうではなく(前述のタイプライタの場合に準じるものと解釈し)CapsLock状態では常に大文字入力としているシステムもある。

一覧

主なキー配列のシフト位置・シフト方式を一覧表にすれば下記のとおりである。表中の用語については後に説明する。

シフトキー一覧表
小指外側下方 親指 文字キー同士
タイプライター方式 タイプライター
JIS配列
新JIS配列
M式
TRON配列(英数かな共に)
新JIS配列(規格書上)
同時打鍵方式 親指シフト配列
姫踊子草かな配列
姫踊子草かな配列
電子機械速記
同時連続シフト方式 新JIS配列
(実験のみ、簡易方式)
かな漢字変換
TRON配列(英数かな共に)
飛鳥配列
逐次方式 新JIS配列
かな漢字変換
TRON配列(英数かな共に)
新JIS配列(規格書上)
かな漢字変換
親指シフト配列(規格書上)
JIS配列
新JIS配列
ローマ字かな変換

漢字直接入力
花配列
中指ニコラ
月配列

表記方法

シフトキーを押したまま他のキーを押す動作を表記する場合、一般的な表記方法が存在する。以下の全ての例はシフトキーを押したまま cキーを押し下げる動作を示す。

C Macintoshなどで多用
Shift-C マイクロソフトの旧表記法
Shift+C 現在のマイクロソフトの表記







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