サント=コロンブ (作曲家) サント=コロンブ (作曲家)の概要

サント=コロンブ (作曲家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/21 11:12 UTC 版)

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サント=コロンブについては一握りの同時代の文献が残っているだけであり、その一つによると、バス・ヴィオールに第7弦を加えるという発明をしたのが、彼であるという[1]。たぶん元々アマチュア演奏家であり、王宮とのつながりもなかったが、1680年になるまでに、ヴィオール演奏の巨匠として幅広く認められるようになった。

門人に、ダノヴィル、デフォンテーヌ、メリトン、マラン・マレーらがおり、ジャン・ルソーはサント=コロンブがヴィオール奏法の至芸を「完成させた」と述べている。サント=コロンブは自宅で二人の愛娘とともに音楽会を催していたと伝えられ[2]、おそらくわが子にも音楽を指導したものと思われる。息子のJean de Sainte-Colombe le filsはイギリスに渡ってダラムで活動した。

現存する作品は、67曲の「2台のヴィオールのための合奏曲"Concerts à deux violes esgales" 」他、177曲の独奏曲が筆写譜として残されている。

参考文献

  • Vaast, C. and F.-P. Goy (1998年), "Introduction," in Sainte-Colombe, Concerts à deux violes esgales (Ed. P. Hooreman, 2nd Ed. revised by J. Dunford). Paris: Société Française de Musicologie.

外部リンク


  1. ^ Jean Rousseau Traité de la Viole
  2. ^ Évrard Titon du Tillet Parnasse françois Marin Maraisの項


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