キングダムの登場人物一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 09:48 UTC 版)
山の民
- 楊端和(ようたんわ)
- 声 - 園崎未恵 / 棟方真梨子(PSP)
- 演 - 長澤まさみ
- 山民族王兼秦大上造→六大将軍第四将。山民族からは「山界の死王」と呼ばれる美女。得物は双曲剣。女性ながらその武力は山界一とされ、自ら先頭に立って統合していった。
- 幼少より世界を広げたいと考えており、かつてない国の広がりを求めて、政と強固な盟を結び王都奪還に力を貸した。奪還後も戦に明け暮れ、さらに北の匈奴討伐のため大軍を引き連れて北上中、匈奴軍十万以上が屍となっている光景を目の当たりにし、その事態からそれを成した人物への注意を政に伝えた。
- 合従軍編ではバンコ族と戦っていたが、窮地の秦国を救うべくそれまでの全ての戦績と犠牲を投げ打って蕞攻防戦に援軍として参戦。その功績で秦の大上造(大将軍)の爵位を貰い、嫪毐処刑後に魏国の衍氏を攻略した。鄴編では、三軍連合軍の一角として参戦。飛信隊と共に列尾を陥とす。さらに橑陽で対峙した犬戎将軍・ゴバを討ち取ると、自らを囮に敵を引き付ける間に橑陽城を陥落させ、犬戎族を配下にした。始皇十三年、六大将軍第四将に任命される。
- バジオウ
- 声 - 新垣樽助
- 演 - 阿部進之介
- 楊端和傘下将軍。戦に巻き込まれて滅んだバジ族の生き残り。発見当時は人語すら出来ず獣のような気性だった。楊端和に敗れ一族に加わり、次第に人間性を取り戻して山の民、秦両方の言語を話す有能な戦士に育つ。しかし過去の獣の心は未だに持っており、本人の意思でその獣を解放することができる模様。実は方向音痴。
- 王都奪還編で信にランカイを倒させる貢献を果たし、シュンメンと共に秦国左丞相・竭を討ち取る。合従軍編では蕞救援に駆け付け、趙将軍・晋成常を討ち取った。鄴編にも参戦し、列尾を陥落させ、橑陽を落とすべく犬戎将軍・ゴバと対峙し、後の逃走戦で死力を尽くして端和を死守した。
- タジフ
- 声 - 高橋英則(第1シリーズ)/ 中島卓也(第3シリーズ-)
- 演 - 一ノ瀬ワタル
- 楊端和傘下将軍。自らの面を折った信を戦士として認める。
- 王都奪還編で、信にランカイを倒させる貢献を果たす。合従軍編では蕞救援に駆け付け、一騎討ちで疲弊し倒れた信を死守した。鄴編では、秦国の言葉を少し覚えたが片言でしかも間違っているため、まだ上手く話せない。その後、橑陽を落とすべくバジオウ指揮の下でゴバと対峙し、後の逃走戦でシュンメンと共に端和とバジオウを救出した。
- ランカイ
- 声 - 高塚正也
- 演 - 阿見201
- 元は成蟜子飼いの常識外れの巨体と怪力を持つ巨漢。
- 幼少期に化猿の子として売られていたところ、成蟜に買われる。その後、彼により「お仕置き」という拷問に近い行為により、恐怖によって支配されていた。反乱鎮圧後は、山の民に引き取られた。合従軍編では山の民と共に救援に駆けつけ、李牧軍相手にその暴威を揮って、信を除く飛信隊の面々を驚愕させていた。
- 実写映画版では、左慈と入れ替わる形で回廊に現れるも、信たちに敗死。
- シュンメン
- 声 - 青木強(第1シリーズ)/ 白石稔(第3シリーズ-)
- 鳥牙族族長。王都奪還編で信にランカイを倒させる貢献を果たし、さらにバジオウと共に秦国左丞相・竭を討ち取り、最後に王都奪還後に引き取られたランカイの教育係を担当。合従軍編では蕞救援に駆け付け、趙軍を蹂躙。鄴編では、橑陽戦の犬戎族との戦いで負傷するも九日目に復帰し、バジオウ指揮のもとで犬戎の将軍ゴバと対峙し、後の逃走戦でタジフと共に端和とバジオウを救出した。
- ダント
- フィゴ族族長。得物は大矛。カプロという鷹をペットにしている。下ネタを好んで使用している。タジフ並の巨漢で周囲から「フィゴ王」と呼ばれ、皆が一目置く猛将。かつては楊端和らと幾度と無く死闘を繰り広げて来たが、今は端和に惚れ込んでおり、彼女が自分に惚れることを狙って楊端和に従軍する。
- 鄴攻略戦にも山民族軍の一角として参戦。橑陽戦では九日にはトアク軍と対峙し常に先陣に立ち自軍の兵の半数を失うが、犬戎将軍・トアクを瞬殺[注 10]。その後、端和救出の際にロゾ軍と趙軍に遭遇し、舜水樹にワザと策の全貌を伝えることで、趙軍を戦場から離脱させ、ロゾとの一騎打ちでは自らを囮にして壁を援護し、ロゾ討伐の一助を成した。
- エンポ
- 猿手族族長。壁を走る者と言われる猿手族随一の壁登りの達人。小柄な老人だが、周囲から「エンポじぃ」と呼ばれ一目置く老将。端和を「マンタンワ」と間違えて呼ぶ。端和から橑陽攻略の特命を受け、猿手族を率いて城を一夜で陥落させた。
- カタリ
- メラ族前族長。得物は曲剣。妹のキタリと共に端和の側近を務めている。秦国の言葉も話せる有能な青年で、山民族では珍しく温和で礼儀正しく冷静な性格。
- 橑陽戦では、壁軍と共にブネン軍と対峙するも、ジリ達に纏わりつかれたところを犬戎将軍・ブネンに彼らごと刺されて、致命傷を受けて戦死。
- キタリ
- メラ族族長。得物は二振りの曲剣。カタリの妹で、勇猛な女戦士。兄と違って秦国の言葉は流暢に話せず、血気盛んで毒舌。
- 橑陽戦では、壁軍と共にブネン軍と対峙。カタリを失い激昂して単騎突貫するも、討死寸前で壁に救われた。復活後に当初は壁に激昂するも役割を思い出し、メラ族族長を継承。その後、ブネン軍を追撃し、ブネンを瞬殺し仇を討った。
注釈
- ^ 史実では秦の君主が王を名乗るのは26代君主の恵文王(昭王の父)からで、それまでは周王の臣下という立場であるため公を名乗っている。なので原作漫画内にも回想で登場する穆公などは秦国王としてはカウントせず、政も本来なら秦王としては6代目にあたるが、ここでは原作漫画での表記に準じる。
- ^ 嫌悪ではなく、麃公に気に入られていた嫉妬によるものである。
- ^ 昌文君の偽物の首を用意したり、褒美で昌文君の領地を要求して彼の妻子らを庇護するなど。
- ^ このことが原因で趙国が秦国を一際憎悪を増し、万極を歪ませ、幼少期に人質として趙にいた政が虐げられた。
- ^ 単行本56巻裏表紙に糸凌がカラーで描かれており、肩にかかった茶色の髪の毛と同じように左目も茶色の髪の毛で隠れていることがわかる(兜頭頂部の兜飾りの色は兜や鎧と同じ色であり茶色とは異なる)。
- ^ アニメ公式サイトでの表記。原作本来の表記は、偏が「亻」、旁が「厘」。ただし、アニメのエンドクレジットは原作と同じ表記。
- ^ アニメ版での表記。「郭」の原作本来の表記は、偏が「享」、旁が「乚」。
- ^ クレジットでは「じい」と表記されている。
- ^ なお、会談の内容次第では、廉頗を殺すように媧燐から命じられていた。
- ^ 自身がトアクの元にたどり着いた時には、トアクからは無茶な戦い方をした愚将だと酷評されるも、本人曰く「楊端和と戦ってたころに比べれば子供の遊び」と一蹴した。
出典
- ^ “Character”. ぴえろ / スラジオ サインポスト. 2023年11月25日閲覧。
- ^ その理由は、那貴には相手の顔を見れば、相手が嘘を言ってるかどうかわかるという特技があった為である。
- ^ なお、桓騎は偲央を喪った復讐を終えて、この頃から自分の「怒り」を世界にぶつけるために戦場に出ようかと考えていたらしく、野盗団から急に軍になると言う急な鞍替えだったので、大変な騒動になっていたと摩論は李信や蒙恬らに語っている
- ^ 第612話最終ページ
- ^ “Character”. ぴえろ / スラジオ サインポスト. 2023年11月25日閲覧。
- ^ “Character”. ぴえろ / スラジオ サインポスト. 2023年11月25日閲覧。
- ^ “Character”. ぴえろ / スラジオ サインポスト. 2023年11月25日閲覧。
- ^ なお、当時は様々な理由で集まった行き場の無い孤児たちによる名称のない野盗団で、『砂鬼一家』と名乗ったのはだいぶ後の話である。
- ^ なお、偲央たちは自分たちの住み処を『聖地』と呼んでいた。
- ^ なお、砂鬼一家と命名したのは桓騎だが、その名称を提案したのは偲央たちの仲間の一人で、桓騎から怖い者を聞かれた時に、人を砂に引き摺り込む鬼が怖いという話から命名された。
- ^ その時、桓騎は所用で不在だった。
- ^ 蒙恬は桓騎を配下にした話に関しては詳しく詳細を知らず、当時蒙驁が連戦連敗であったので、罰として野盗狩りの仕事に飛ばされて、そこで桓騎一家を制圧して配下にしたと、聞かされていた。
- ^ “スキマスイッチ常田真太郎 人気漫画「キングダム」の登場人物のモデルと明かす「強いんですよ。うれしい」”. スポニチ (2024年2月17日). 2024年2月17日閲覧。
- ^ “Character”. ぴえろ / スラジオ サインポスト. 2023年11月25日閲覧。
- ^ “『キングダム』第5シリーズ“黒羊丘の戦い”を描くメインPVが解禁! 趙軍将官を演じる新キャストに三宅健太さん(馬呈 役)、川原慶久さん(劉冬 役)が決定!”. animate Times. 2023年12月28日閲覧。
- ^ “『キングダム』第5シリーズ“黒羊丘の戦い”を描くメインPVが解禁! 趙軍将官を演じる新キャストに三宅健太さん(馬呈 役)、川原慶久さん(劉冬 役)が決定!”. animate Times. 2023年12月28日閲覧。
- ^ コミックス第58巻のおまけ漫画『輪虎物語』より。
- ^ Inc, Natasha. “「キングダム2」羌象役は山本千尋、中国武術のジュニア世界大会で1位(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2022年7月15日閲覧。
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