オーバーエイジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 22:11 UTC 版)
サッカー以外の競技
ボクシング
プロボクシングのタイトルのうち、世界ボクシング評議会(WBC)で18歳以上24歳未満を対象とした「ユース世界王座」と呼ばれるものが存在するが、特例として24歳を過ぎていても1度だけ防衛することが可能となっているものもあり、これを「オーバーエイジ」と呼ぶ場合もある。また、防衛戦の相手にオーバーエイジの選手を選ぶこともできるため、オーバーエイジで王座を奪取した選手も存在する。2011年12月に31歳の誕生日直前だった玉越強平がメキシコ国内で地元のスターダンテ・ハルドンを倒し奪取したWBCユース世界スーパーフェザー級王座が該当するが、日本ボクシングコミッション(JBC)はこれを公認していない(即返上)。野崎雅光は規定の年齢内でWBCユース世界バンタム級王座奪取したが2012年11月末24歳の誕生日に伴いオーバーエイジ王者として初防衛成功後に王座返上。
野球
21歳以下による野球の国際大会であるWBSC U-21ワールドカップでは、23歳以下も条件付で登録6名・同時出場3名まで可とされている。第1回(2014年)の日本代表ではNPBより3人のオーバーエイジを選出。後大会のWBSC U-23ワールドカップでは、年齢制限が23歳以下に引き上げられたため、オーバーエイジは撤廃された。アジア プロ野球チャンピオンシップでも、原則としてU-24(24歳以下)、または24歳以上でもプロ入り3年目までを対象としているが、1チーム3人まではそれを超えた選手(上限29歳)の登録を認める形で導入されている。2009年11月のU-26 NPB選抜 対 大学日本代表でもNPB選抜に適用された。
日本国内の独立リーグのひとつであるBCリーグでは、2018年のシーズンより26歳以下の年齢制限を設けたが、1チームにつきで5人までオーバーエイジ枠が設けられた[2]。2020年シーズンより6人に増枠[3]。2021年シーズンにいったんオーバーエイジ枠は撤廃(要項上は「規定は存在するが当年度は適用しない」形)された[4][5]が、2023年シーズンより再び導入された[6]。
競艇
日本の競艇ではルーキーシリーズ競走にオーバーエイジ枠が設定されている。ルーキーシリーズ競走は基本的にはデビュー6年目未満のボートレーサーに参加資格が与えられているが、2017年よりデビュー6年目以上であっても30歳未満の選手の一部にオーバーエイジ枠として、最大6人までのをルーキーシリーズ競走に斡旋することがある(ただしデビュー6年目以上のオーバーエイジ枠での斡旋選手についてはSG優勝戦出場経験者は除外)[7][8]。
- ^ a b c 国吉好弘『サッカーマルチ大事典改訂版』2006年4月14日発行
- ^ 2018開幕戦出場登録選手のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2018年4月6日)
- ^ 年齢制限におけるオーバーエイジ枠について - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2020年2月3日)
- ^ 来季の選手契約および年齢制限について - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2020年11月6日)
- ^ 2021年度ルートインBCリーグ公式戦ルール (PDF) - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2021年3月26日)
- ^ ルートインBCリーグ2022ドラフト会議 指名結果及び特別合格選手のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2022年11月18日)2023年1月16日閲覧。
- ^ 【想艇部】ルーキーシリーズの出場対象選手を見直し - Sanspo.com「ZBAT!ボート」。2017年3月8日3時45分発信、2018年10月29日閲覧。
- ^ マクールスマートフォン版「準優制 ルーキーシリーズ第7戦 スカパー!・JLC杯【4/20(金)~25(水)】」 - マクールオフィシャルサイト。2018年10月29日閲覧。
- 1 オーバーエイジとは
- 2 オーバーエイジの概要
- 3 概要
- 4 サッカー以外の競技
- 5 関連項目
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