エリザベス (映画) エリザベス (映画)の概要

エリザベス (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 07:30 UTC 版)

エリザベス
Elizabeth
監督 シェカール・カプール
脚本 マイケル・ハースト英語版
製作 アリソン・オーウェン英語版
エリック・フェルナー
ティム・ビーヴァン
出演者 ケイト・ブランシェット
ジョセフ・ファインズ
ジェフリー・ラッシュ
音楽 デヴィッド・ハーシュフェルダー英語版
撮影 レミ・アデファラシン
編集 ジル・ビルコック英語版
製作会社 ポリグラム・フィルムド・エンターテインメント英語版
カプールフィルム
ワーキング・タイトル・フィルムズ
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
Gramercy Pictures
ヘラルド
公開 1998年10月2日ロンドン
1998年10月13日プレミア
1998年10月23日
1998年11月6日(限定)
1999年8月28日
上映時間 124分
製作国 イギリス
言語 英語
フランス語
製作費 $30,000,000[1]
興行収入 $9,083,335[1]
$30,082,699[1]
$82,150,642[1]
配給収入 12億円[2]
次作 エリザベス:ゴールデン・エイジ
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第71回アカデミー賞では作品賞を始めとする7部門にノミネートされ、メイクアップ賞を受賞。2007年に同じ監督・主演で続編『エリザベス:ゴールデン・エイジ』も公開された。

映画の撮影に使われたダラム城ダラム大聖堂

ストーリー

ヘンリー8世カトリックを捨て、新教である国教会を打ち立てたことで国内外に新旧の宗教抗争がくすぶる16世紀のイングランド。父王の遺志を汲みプロテスタントであったエリザベスは、カトリックの異母姉メアリー女王ロンドン塔に幽閉されてしまうが、メアリーの病死の後を受けて25歳でイングランド女王に即位する。ロバート・ダドリーと恋愛関係にあったエリザベスに重臣ウィリアム・セシルは、アンジュー公(後のフランス王・アンリ3世)やスペイン王との結婚で、国の難局をのりきることを進言する。だがエリザベスは、政略結婚に活路を見出すことはできなかった。イングランドの国としての状態は決してかんばしくはなく、縁戚関係にもある隣国スコットランドとの戦争にも敗れてしまう。エリザベスは、大陸より帰還したプロテスタントフランシス・ウォルシンガムを重用し、イングランドを新教である国教会を中心におくことを宣言する。ローマ教皇やカトリック列強国がこれを黙って認めるわけもなく、イングランドを取り巻く状況はより一層、緊迫し、エリザベスの暗殺未遂事件まで起る。形勢を立て直すため、ウォルシンガムはまず、カトリック側と意を通じているスコットランドの施政者メアリ・オブ・ギーズを暗殺する。カトリックの国内貴族ノーフォーク卿は教皇を後ろ盾としてエリザベスを潰しに出ようとしていたが、エリザベスは先んじて主だったカトリック派を一気に捕縛して処刑する。ロバートとの愛に破れたエリザベスは髪を切り、国家と結婚すると誓うのだった。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
エリザベス1世 ケイト・ブランシェット 高畑淳子
ロバート・ダドリー ジョセフ・ファインズ 大塚芳忠
フランシス・ウォルシンガム ジェフリー・ラッシュ 勝部演之
ノーフォーク公 クリストファー・エクルストン 谷口節
ウィリアム・セシル リチャード・アッテンボロー 中庸助
アランデル伯 エドワード・ハードウィック 岩田安生
メアリ・オブ・ギーズ ファニー・アルダン 沢田敏子
アンジュー公 ヴァンサン・カッセル 田原アルノ
ローマ教皇 ジョン・ギールグッド 丸山詠二
ジョン・バラード英語版 ダニエル・クレイグ 坂口賢一
侍女カット・アシュレー英語版 エミリー・モーティマー 浜野ゆうき
イザベル・ノリス英語版 ケリー・マクドナルド 児玉孝子
メアリー1世 キャシー・バーク 立石凉子
フランス大使ド・フォア英語版 エリック・カントナ 中村秀利
スペイン大使アルヴァロ英語版 ジェームズ・フレイン 石塚運昇
ガーディナー司教 テレンス・リグビー英語版 品川徹
サセックス伯英語版 ジェイミー・フォアマン英語版 稲葉実
チェンバレン ピーター・ストックブリッジ 西川幾雄
サー・トーマス・エリオット ケニー・ドーティ英語版 真殿光昭
ワッド英語版財務大臣 アンガス・ディートン英語版 遠藤純一
レティス・ハワード アマンダ・ライアン英語版 深水由美

  1. ^ a b c d Elizabeth” (英語). Box Office Mojo. 2022年2月13日閲覧。
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)586頁。
  3. ^ "Elizabeth". Rotten Tomatoes (英語). 2022年2月13日閲覧
  4. ^ "Elizabeth" (英語). Metacritic. 2022年2月13日閲覧。


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