ウルティマオンライン 装備品システム

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/16 09:47 UTC 版)

装備品システム

プレイヤーがアイテムを装備する方法は至って簡単で「ペーパードール」にアイテムをドロップするだけで装着できる。また、外す際はペーパードールから装着しているアイテムをドラッグして剥がせば良い。

装備品と一言でくくっても、いわゆる武器や鎧の他に、ステータスには一切影響の無い洋服やランタン、たいまつといった照明器具、釣竿、採掘用のピッケルなど、戦闘とはまったく無関係のアイテムも装着することができる。

装備品の組み合わせは膨大であり、ほとんどの装備品は着色が可能であるがゆえに非常にキャラのファッションの自由度が高い。加えて職業等によって装備できるアイテムの制限はほとんど無く、これも自由度の高さに拍車をかけている。ただし、拡張パックの適用状態や、キャラクターの性別、種族、ステータスによる装備の制限を受けることもある。

AoS後の武具制度

現在の武器や防具など、いわゆる実用的なアイテムにはプロパティと呼ばれる特殊効果が付いている事がある。

プロパティは一つのアイテムにランダムで複数付き、組み合わせによっては莫大な効果をもたらすのが通常である。それゆえに、アイテムの性能にインフレが発生し、キャラクターが従来と比較して異常に強くなってしまうという事態にも繋がってしまった。

武具の強化
AoS以後の新システムとして、アイテムをさらに強化するシステムが備わった。これは特殊な素材を用意する必要があるが、元から強力な武具をさらに強化することも可能となった。ただし、失敗するとアイテムが消滅するリスクもある。
耐久度の変更
AoS以後、武具の耐久度を特別な能力がなくてもプロパティからいつでも参照することが可能となった。また、従来よりも耐久性が大幅に向上したり、度重なる修理によって失った耐久性を回復させるアイテムが導入された為、耐久性の低下によるアイテムの消滅の可能性は大きく減少した。また、従来のプレイヤー鍜冶屋などに直接渡してアイテムを修理する方法以外に、修理技能者がその場に居なくとも修理依頼書によって修理できるようになった為、悪意あるプレイヤーの詐欺行為などによってアイテムを失ってしまうリスクもほとんどなくなった一方、修理技能者との触れ合いが皆無になってしまい、装備修理・強化の為に街角の鍛冶場に立っていたプレイヤーには、プレイ意義を見失った修理技能者もいる。

LBR以前の武具制度

拡張パック『ブラックソーンの復讐(通称LBR)』以前のアイテムにもプロパティ効果は付いていたが、その受ける恩恵は最高数値のものでも微々たる物であった。加えて、敵から奪えるアイテムに強力なものが含まれている可能性はとても低く、たとえ入手したとしてもアイテムの鑑定を行わなければアイテムの効果強度も推測しづらい上に、あらゆる性能を正確な数値として視認することはできず、プレイヤーは非常にアバウトな情報の元で戦う必要があった。

武具の生産
LBR以前では、敵から拾う品物よりも、一般のユーザーが特殊なハンマーで作った魔法の武器のほうが有用なケースが多かった。生産者が作った魔法の効果を持つ武器にも高品位品になる可能性があり、敵から得られる中途半端な性能の品よりもかえって高水準になる場合が多かったためである。
耐久度の低さ
LBR以前では、武具の耐久度を知るために「武器学」と呼ばれるスキルを習熟する必要があった。また、これで調べた耐久度もまた「壊れてきている」などといった非常にアバウトな情報として表示されていた。
加えて武器の耐久度が総じて低く、一度の冒険では武具の代えを複数持って戦うのが通常で、加えてアイテムを修理するにはそのアイテムの種類に沿ったスキルを持つプレイヤー(鍜冶や裁縫など)に直接渡す必要があった。このため、現在のAoS制度とは違い、プレイヤーの個人商店で安易に入手できる高品位武器は使い捨てにとても便利だったという側面もある。

  1. ^ ゲームはいずれ全部オンラインゲームになる 4gamer.net
  2. ^ MMORPG元祖の新たな歴史が始まる game.watch
  3. ^ 相当古い!? オンラインゲームの歴史 [リンク切れ] OCNゲーム
  4. ^ Ultima Online: Samurai Empire Interview, Part 1 p3 [リンク切れ] 参照。We also have a very active and large Japanese audience that makes up almost half of our subscribers!
  5. ^ 現在では通常シャードに一つ、ハードコアシャードに一つで、計二つ所有する事が出来る。
  6. ^ リチャード・ギャリオットは「トランメル」と「フェルッカ」の導入については、最後の最後ですべきものであり、時期尚早であると反対していたという
  7. ^ 元GM覆面座談会(4Gamer.net)では、プレイヤ層が大きく変わったと語られている






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