アントニオ・ホセ・カヴァニレス アントニオ・ホセ・カヴァニレスの概要

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アントニオ・ホセ・カヴァニレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/11 00:19 UTC 版)

マドリード植物園のカヴァニレスの銅像
Monadelphiæ classis dissertationes decem の図版(Sterculia balanghas

生涯

バレンシアに生まれた。バレンシア大学で哲学や神学の学位をとり、1772年に司祭に叙階された。パリにスペインの公爵、Duque del Infantadoの子息の家庭教師として赴き、植物学者のアンドレ・トワンアントワーヌ・ローラン・ド・ジュシューの指導を受けた。スペインでリンネの分類法を最初に受け入れた科学者であった。

パボンやルイスらのチリやペルーの探検隊や、ヌエバ・エスパーニャの探検隊がスペインにもたらした植物の記載を行った。自らもイベリア半島の採集旅行を行い、野生の植物の分類を行い、6巻の著書、『スペインの植物の図と解説』("Icones et descriptiones plantarum quae aut sponte in Hispaniae crescunt, aut in hortis hospitantur" :1791-1804)に成果はまとめられた。

1901年にオルテガ(Casimiro Gómez Ortega)に変わって、マドリード王立植物園の園長に任命され、1804年に没するまでその職を続けた。フンボルトやボンプランヴィルデノウらの国際的に有名な学者と交流し、植物種や標本、文献を集め、植物園をヨーロッパ有数の植物研究拠点に育てた。カヴァニレスの残した、標本や図版、原稿はマドリード植物園に保存されることになった。弟子に1815年に、王立植物園長となるマリアーノ・ラガスカ・イ・セグーラやデロハス(Simón de Rojas Clemente y Rubio)らがいる。

著書

  • Observations de M. l'abbé Cavanilles sur l'article Espagne de la Nouvelle Encyclopédie París, 1784
  • Monadelphiae classis dissertationes decem; París, 1785-1790.
  • Observaciones sobre la Historia Natural, Geografía, Agricultura, población y frutos del reyno de Valencia. / Por don Antonio Josef Cavanilles, Madrid, 1795-1797
  • Icones et descriptiones plantarum, quae aut sponte in Hispania crescunt, aut in hortis hospitantur..., Madrid, 1791-1801
  • Descripción de las plantas que D. Antonio Josef Cavanilles demostró en las lecciones públicas del año 1801, precedida de los principios elementales de la Botánica. [...], Madrid, 1802
  • Géneros y especies de plantas demostradas en las lecciones públicas del año 1802, Madrid, 1803



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