アラプール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/24 05:20 UTC 版)
文化
アラプールは、音楽、芸術、演技の中心として定評がある。
町には、旧テルフォード教会(Telford Church)に設置されている小さな博物館、アン・タラ・ソラス(An Talla Solais、美術展が開かれたり講習会場にもなるギャラリー (arts centre) )、プールやフィットネスクラブ、そして何軒かのパブ、B&B、レストラン、ホテルがある。イギリスの奥地でありながら旅行者を惹きつけ、ウォーキング愛好家や野生動物愛好家が集まってくる。
毎年5月には3日間にわたって、スコットランド・ゲール語と英語双方の様々な領域の作家や作品を集めたアラプール・ブック・フェスティヴァル(Ullapool Book Festival)が開催される。マクファイル・センター(Macphail Centre)には劇場があり、音楽やダンス、舞台作品の定期公演を主催している。その多くはスコットランド全土で活動する団体であるが、いくつかはより小規模な団体であったりエディンバラ・フェスティバル・フリンジの出演団体であったりもする。どの週でも、たくさんのイベントがヴィレッジ・ホール(Village Hall)や他の会場にあふれているのがよく見られる。
2011年7月、トールシップがアラプールに入港した際は、周辺地域一帯で盛り上がった。
アラプールは、シンティ(ハーリングに似たスコットランド独自の競技)のチーム、ロッホブルーム・カメノホ (Lochbroom Camanachd) の本拠地である。
音楽
1年を通じてたくさんの小規模なフェイシュ(ケルト文化の祭り)や音楽祭が地元の多目的ホールやホテル、特にケーリー・プレイス(Ceilidh Place)とアーチ・イン(Arch Inn)で開催されている。
アラプール・ギター・フェスティバル(Ullapool Guitar Festival)は毎年10月初めに開催され、開催期間の週末を通じて何か所かの会場で高いクォリティの音楽が楽しめる。
2005年にアメリカのロックグラスバンド、ヘイシード・ディキシーと地元の発起人ロバート・ヒックス(Robert Hicks)によって始められたルーパルー・フェスティバル[7]は定着してこの地域を代表する毎年恒例のイベントになっており、期間中は町の人口が普段の2倍以上になる。2007年には、ザ・ソー・ドクターズやドレッドゾーン、フランツ・フェルディナンドが第2夜の主役を飾った。地元のバーでは同時開催のイベントが行われている。
ザ・ピジョン・ディテクティヴズはヴィレッジ・ホールで公演を行っている。また、エイミー・マクドナルドが2008年に、パオロ・ヌティーニが2007年に、それぞれケーリー・プレイスで公演を行っている。そのほか、マムフォード・アンド・サンズも今までに2度、アラプールで公演を行っている。
アラプールはロッホブルームFM (Lochbroom FM) の名称で独自のラジオ局を開設している。周波数は102.2 MHzおよび96.8 MHz、番組の多くは南西スカイ島との中間に位置するゲイロッホのトゥー・ロッホズ・ラジオ (Two Lochs Radio) から提供を受けている。
- ^ “Highland profile - key facts and figures: population”. en:Highland council. 2015年1月17日閲覧。
- ^ John C. Wells, Longman Pronunciation Dictionary
- ^ Iain Mac an Tàilleir. “Placenames (PDF)”. スコットランド議会. 2011年11月28日閲覧。
- ^ “History”. Ullapool Harbour Trust. 2014年6月2日閲覧。
- ^ “Ullapool climate”. Met Office. 2015年10月16日閲覧。
- ^ “Climate information for Ullapool”. Scottish Places. 2015年10月16日閲覧。
- ^ http://www.americana-uk.com/auk/index.php?module=contentexpress&file=index&func=display&ceid=15&meid=19
- ^ Team Fortress 2 - Demoman 2012年5月7日閲覧。
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