びゅうプラザ びゅうワールド・びゅうトラベルサービス

びゅうプラザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 07:48 UTC 版)

びゅうワールド・びゅうトラベルサービス

JR東日本は東京都知事登録の第2種旅行業しか認められておらず、自社で海外旅行を主催することはできない。このため、1993年に子会社で日本航空との合弁会社である「株式会社びゅうワールド」(2006年10月1日に「株式会社びゅうトラベルサービス」へ商号変更)を設立し、同社が「びゅうワールド」ブランドとして海外旅行商品の企画主催を実施してきた。

しかし、2007年度からのJR東日本による組織改編に伴い、それまで総合旅行業を目指していた方針を転換。鉄道利用促進を目的とした商品設定・店舗づくりを目指すこととなったため、びゅうトラベル社の基幹事業として行ってきた「びゅうワールド」商品の企画・実施をジャルパックに移管し、びゅうトラベル社はびゅうプラザへの同商品の販売支援事業へ転換、国内旅行分野を大幅に拡大し、大人の休日倶楽部会員向け旅行事業、訪日旅行などへ事業展開することとなった。元々ジャルパックから旅行材料の仕入れを行うなど一定の関係が有ったが、2007年4月以降にびゅうプラザが販売する「びゅうワールド」商品は【企画実施:ジャルパック、受託販売・後援:東日本旅客鉄道】となっているほか、行き先もハワイグアム韓国などへ方面が絞られており、パッケージツアー以外の大人の休日倶楽部会員向け海外旅行や鉄道関連の業務渡航等への展開が見られる。びゅうトラベル社は逆に、国内旅行分野でびゅう商品の通信販売、鉄道利用の団体旅行などを幅広く手掛け、訪日外国人旅行、「JR東日本訪日旅行センター」の運営などを行い事業領域を拡大した。

上記の理由から、主にターミナル駅以外の店舗では海外旅行商品の取扱いを廃止し、びゅう商品を中心に取り扱うこととなった。


注釈

  1. ^ JR東日本旅行券自体はその後も存続していたが、2020年4月30日をもって廃止。

出典

  1. ^ a b 「びゅうプラザ」全店の営業終了、観光案内の拠点に”. 読売新聞. 2019年10月1日閲覧。
  2. ^ a b びゅうプラザの営業時間” (pdf). JR東日本. 2022年6月17日閲覧。
  3. ^ ニューフロンティア2008
  4. ^ “JR東が「びゅうプラザ」全店終了する理由”. ニュースイッチ (日刊工業新聞社). (2019年6月28日). https://newswitch.jp/p/18207 
  5. ^ JR東日本、旅行販売をネットにシフト、その背景と今後の店舗の役割を担当者に聞いた”. トラベルボイス (2019年7月8日). 2019年7月15日閲覧。
  6. ^ “「びゅうプラザ」新潟店閉店で完全終了に かつては150店舗超も”. J-CASTニュース. (2022年2月25日). https://www.j-cast.com/trend/2022/02/25431805.html 2022年2月28日閲覧。 


「びゅうプラザ」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「びゅうプラザ」の関連用語

びゅうプラザのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



びゅうプラザのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのびゅうプラザ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS