パッチ
改良後のソフトウェアと改良前のソフトウェアの差分情報。パッチ(patch)とはもともと、「当て布」の意味である。穴の空いた衣服を当て布で繕うように、改良前のソフトウェアに差分情報を適用すれば、不具合(バグ)修正や機能追加などの改良を施せる。パッチを使ってソフトウェアを改良する作業は、当て布からの連想で「パッチを当てる」と表現することが多い。
ソフトウェアの不具合修正や機能追加は、一般に、部分的な修正で実現できる。ソフトウェア全体の再配布に比べ、配布すべき情報量が少なく効率的であるため、パッチを使った問題修正方法が広く利用されている。セキュリティ問題を修正する目的で作成されたパッチは特に「セキュリティパッチ」と呼ばれる。
なおUNIX系OSには、パッチを当てるためのpatchコマンドが用意されている。
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