marlとは? わかりやすく解説

Marl

名前 マール

泥灰土

(marl から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 00:36 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
フランスのノルマンディーの泥灰土
石灰と粘土の比率と分類

泥灰土(でいかいど、marl)とは、粘土質物質と石灰もしくは炭酸カルシウム(方解石など)の混合物で、非常にまれにドロマイトを含む堆積物マールとも言う。

概要

炭酸塩鉱物を35-65%含み、残りが粘土からなる堆積物を泥灰土としており、これが固結したものが泥灰岩(marlstone, marlite)と定義されている[1]。粘土分の比率が増加すると石灰質粘土(calcareous clay)となり、減少すると粘土質石灰岩(argillaceous limestone)となる。

用途

土壌改良
マールは1800年代にニュージャージー州中部で土壌改良用途に広く採掘された。酸性土壌の中和、保水性の改善目的で畑に使用される。
セメント
ポルトランドセメントの原料とされる。そのままの組成で使える泥灰岩は、セメント岩(セメントロック)と呼ばれる。一般に酸化鉄やマグネシウムが多すぎるなど成分にばらつきがあるという欠点がある[2]

出典

  1. ^ Pettijohn, F. J. (1957). Sedimentary Rocks (2nd ed.). New York: Harper & Brothers. OCLC 551748. p.410
  2. ^ 岡崎清, 新居善三郎, 素木洋一, 吉木文平, 稲生謙次, 井本文夫, 内藤雅夫, 近藤連一、「セラミック原料解説集 チ」『窯業協會誌』 1965年 73巻 835号 p.C212-C218, doi:10.2109/jcersj1950.73.835_C212, 日本セラミックス協会


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「marl」の関連用語

marlのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



marlのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの泥灰土 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS