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火病

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 00:48 UTC 版)

火病(ひびょう、かびょう、ファッピョン[1]、ファビョン[2]: 화병[注釈 1])は、鬱火病(うっかびょう、うつひびょう、ウルァッピョン/ウラッピョン[4]: 울화병[注釈 2]: 울홧병[6])の略称で、朝鮮民族(韓民族)の文化依存症候群(文化結合症候群)、精神医学的症候群(精神疾患)[7][8][9][10][11][12][3][13][14][15][16]。朝鮮民族(韓民族)特有の情緒由来の感情や激しいストレスを抑えてきたことで起こる疾病である。かつては朝鮮民族中年女性の病気と言われていたが、若年層の比率が上昇している[12][14]。怒りや悔しさ、(ハン)などの感情を長期間持続していた場合に患うとされる[17]。韓国には、火病専門の「火病クリニック」もある[9]


注釈

  1. ^ 英語表記はHwabyung[3]であるが、Hwapyungとされている場合もある。
  2. ^ 〖漢方〗心気症。類語に鬱火症 (: 울화증) がある[5]

出典

  1. ^ 呉善花 2014, p. 192.
  2. ^ Red Velvetジョイ、最近変わった宿舎生活と“火病(ファビョン)”を告白|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2021年7月4日閲覧。
  3. ^ a b “火病にはワールドカップが薬?”. 中央日報 日本語版. (2006年6月12日). https://japanese.joins.com/JArticle/76686 
  4. ^ a b c 韓国人の火病急増、サラリーマン90%が病む…その原因は?”. 中央日報. 2022年6月10日閲覧。
  5. ^ 大阪外国語大学朝鮮語研究室編; 主幹: 塚本勲―北嶋静江『朝鮮語大辞典 下巻 ㅅ~ㅎ』角川書店、昭和61年2月20日、ISBN 4-04-012200-3、1809頁。
  6. ^ 朝鮮總督府編『朝鮮語辭典』朝鮮總督府、大正九年三月三十日發行、六四三頁
  7. ^ 呉善花 2014, p. 192
  8. ^ a b キム・ソヒョン 2019, p. 58
  9. ^ a b 久保田るり子 (2003年12月10日). “恨(ハン)と火病(ファッピョン)”. 産経新聞. 2019年10月31日閲覧。
  10. ^ a b c d e 中嶋泰憲 (2010年12月16日). “火病(韓国):怒りを抑圧した結果の心身の異変”. AllAbout. 2019年11月1日閲覧。
  11. ^ 慎武宏 (2018年7月19日). “『グッド・ドクター』の生みの親・韓国は先進国の中で「もっとも医師の少ない国」?”. YahooNews. 2019年11月1日閲覧。
  12. ^ a b 火病にはワールドカップが薬?”. 中央日報. 2022年6月10日閲覧。
  13. ^ [http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/151019/wor15101909140011-n2.html
  14. ^ a b c 韓国で若者の「火病」患者が増加 韓国ネット「寝てる時間が一番幸せ」「韓国の教育が問題」_新華網日本語”. jp.xinhuanet.com. 2023年9月23日閲覧。
  15. ^ a b 韓国、火病患者が年間11万5000人…男性より女性に多い”. 中央日報. 2022年6月10日閲覧。
  16. ^ パク・ヨンミ著・満園真木訳『生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った』辰巳出版、2015年11月20日 初版第1刷発行、ISBN 978-4-7778-1609-5、40頁。Hwa-byung―a common diagnosis in both North and South Korea that roughly translates into “disease caused by mental or emotional stress".
  17. ^ a b 韓国人は、なぜ“ファビョる”のか? 年間11万人以上が患う「火病」と「恨(ハン)」の真実 (2015年2月27日)”. エキサイトニュース. 2022年6月10日閲覧。
  18. ^ 年間11万人が“火病(ファビョン)”に苦しむ現代韓国。なぜ火病は韓国特有の病気なのか”. S-KOREA(エスコリア). 2021年3月3日閲覧。
  19. ^ 年間11万人が“火病(ファビョン)”に苦しむ現代韓国。なぜ火病は韓国特有の病気なのか”. S-KOREA(エスコリア). 2021年3月3日閲覧。
  20. ^ 呉善花 2014, p. 193
  21. ^ American Psychiatric Association [編]; 髙橋三郎、大野裕、染谷俊幸訳『DSM-IV 精神疾患の診断・統計マニュアル』医学書院、1996年5月15日発行 第1版第1刷、ISBN 4-260-11804-8、809頁。原著第4版 (Washington D.C.: American Psychiatric Association, 1994) の全訳。
  22. ^ a b 呉善花 2014, p. 195
  23. ^ 呉善花 2014, pp. 195–196
  24. ^ 呉善花 2014, p. 197
  25. ^ “火病とFコード〜病を隠して育てて来た韓国の風土変えよう” (朝鮮語). 中央日報. (2007年11月13日). http://healthcare.joins.com/master/healthmaster_article_view.asp?contCode=011000&total_id=2945064 [リンク切れ]
  26. ^ 金秀恵 (2013年2月17日). “韓国の小中高生、22万人は「精神科の受診が必要」”. 朝鮮日報 日本語版. オリジナルの2013年2月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130217032500/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/17/2013021700185.html 2013年2月17日閲覧。 
  27. ^ 年間11万人が“火病(ファビョン)”に苦しむ現代韓国。なぜ火病は韓国特有の病気なのか”. S-KOREA(エスコリア). 2021年3月3日閲覧。
  28. ^ 한국인 화병 급증, 한국인에게만 발생…직장인 90% ‘화병 경험’” (朝鮮語). 뉴스1 (2015年1月28日). 2019年9月26日閲覧。
  29. ^ “韓国人の火病急増、サラリーマン90%が病む…その原因は?”. 中央日報 日本語版. (2015年1月28日). https://japanese.joins.com/JArticle/195921 
  30. ^ 三橋貴明室谷克実『韓国人がタブーにする韓国経済の真実』PHP研究所、ISBN 978-4-569-79661-1、2011年6月18日 発行、163頁。
  31. ^ a b 2典プロジェクト『2典 第3版』宝島社、2005年8月13日 第1刷発行、ISBN 4-7966-4754-6、448頁。
  32. ^ 研究者詳細 - 内山 弘”. ris.kuas.kagoshima-u.ac.jp. 2022年6月10日閲覧。
  33. ^ 内山弘「ネットの日本語 -2ちゃんねるとニコニコ動画を中心に-」『地域政策科学研究』第7巻、鹿児島大学、2010年、219-236頁、ISSN 1349-0699NAID 120002383575 
  34. ^ 韓国の成人の半分が憤怒調節障害、どのように怒りを堪えるか”. 中央日報. 2022年6月11日閲覧。
  35. ^ 【時論】憤怒調節障害を病んでいる大韓民国(1)”. 中央日報. 2022年6月11日閲覧。
  36. ^ 【時論】憤怒調節障害を病んでいる大韓民国(2)”. 中央日報. 2022年6月11日閲覧。
  37. ^ 憤怒調節障害”. 東亜日報 (2017年6月20日). 2022年6月11日閲覧。


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