貼り天井
表皮材とパッド材の積層シートを、天井のボディパネルに貼り付けた天井内張りのこと。表皮材はビニールレザークロス、不織布、ファブリックなどが使われる。ビニールレザークロスの場合は穴あきタイプにして、接着性と吸音性の向上をはかっている例が多い。パッドはウレタンフォームが多く、通常は表皮と一体の積層シート状にして天井に貼り付ける。貼り天井の端末は、フロント、リヤのへッダーやルーフサイドレールのボディパネルの内側まで入れて見えない状態にしている。天井まわりのボディパネルは端末を裏側に丸めたり、端末にウエルトをはめ込むなどの処理を行う。トラック系に多くみられたが、見栄え、断熱性ともに優れず、貼付け作業性が難しいため使用例は減少している。
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