断熱変化
熱相互作用のない状態変化。いろいろな機械や装置における系と周囲の仕事相互作用は、断熱膨張や断熱圧縮によって達成される。熱相互作用をしない系を断熱系という。Clausiusの不等式により、断熱系の状態変化においては、エントロピーは減少しない。すなわち、可逆断熱変化では一定にとどまり、可逆的でない断熱変化では増加する。いかなる相互作用もしない系も断熱系の一種で、孤立系という。Clausiusの不等式により、孤立系の状態変化においても、エントロピーは減少しない。これらをエントロピー非減少の原理といい、熱力学の第2法則のひとつの帰結である。
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