ウルフ
1970年代後半のF1シリーズに参戦したコンストラクター。カナダの実業家、ウォルター・ウルフがチームオーナーだったことからきた名前。76年にウィリアムズ・チームを買収してF1に出場し、翌77年から自らマシンを開発してシリーズを戦った。開幕戦のアルゼンチンGPでジョディ・シェクターがデビューウィンを飾り、一躍注目を集めた。デビュー戦で優勝したのは54年のメルセデス以来のことだった。ウルフはこの年のモナコ、カナダGPでも優勝し、55ポイントを獲得してランキング4位に輝いた。その後チームの勢いは下降線をたどり、79年シーズンの終了後、フィッティパルディに吸収されるかたちで姿を消した。なお、少数ながらF3やCan-Amのマシンも製作した。
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