ウェスタンカナダホッケーリーグとは? わかりやすく解説

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ウェスタンカナダホッケーリーグ

(WCHL から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/08 10:17 UTC 版)

ウェスタンカナダホッケーリーグ
前身 ビッグ4リーグ
競技 アイスホッケー
創立 1921年 (105年前) (1921)
会長 E.L.リチャードソン
開始年 1921年
参加チーム カルガリー・タイガース
エドモントン・エスキモーズ
レジャイナ・キャピタルズ
サスカトゥーン・シークス
バンクーバー・マルーンズ
ビクトリア・クーガーズ
リーグレベル メジャーリーグ
国内カップ戦 スタンレーカップ
国 カナダの旗 カナダアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競技場 アルバータ州
サスカチュワン州
ブリティッシュコロンビア州
オレゴン州
大陸 北アメリカ
最終年 1926年 (100年前) (1926)
最終優勝 ビクトリア・クーガーズ
(1925-26)
最多優勝 ビクトリア・クーガーズ (2)

ウェスタンカナダホッケーリーグ (英語: Western Canada Hockey League, 略称:WCHL) または西カナダホッケーリーグは、1921年から1926年まで主にカナダのアルバータ州、サスカチュワン州、ブリティッシュコロンビア州で活動したプロアイスホッケーのメジャーリーグであり、1925年にウェスタンホッケーリーグ(WHL)に改称された後、1926年に解散した。

歴史

WCHLは1921–22シーズンに設立され、アルバータ州のアマチュアトップリーグであるビッグ4リーグから発展した。NHLや太平洋岸ホッケー協会 (PCHA) で主流の6人制ホッケールールを採用し、当時入植者が増えつつあったカナダのプレーリー人口10万人未満の小都市を中心に展開された。

初年度シーズンはカルガリー・タイガース、エドモントン・エスキモーズ、レジャイナ・キャピタルズ、サスカトゥーン・シークスが参加し、各チームは24試合のスケジュールを戦い、キャピタルズがプレーオフ2試合のゴール数で上回り、初代リーグチャンピオンとなった。その後、WCHLは西部代表としてNHLチャンピオンとスタンレーカップで対戦する権利を巡ってPCHAと競い合い、PCHAのバンクーバー・ミリオネアーズと対戦したが、2試合のゴール数で及ばず敗退した。[1]

30試合に増加した翌1922-23シーズンにモントリオール・カナディアンズのスーパースターニュージー・ラロンド(英語版)とルーキーのビル・クック(英語版)がサスカトゥーンに加入したがチームは最下位に終わり、エスキモーズがシーズンとプレーオフを制してWCHLチームとして初めてスタンレーカップ決勝に進出したが、NHLのオタワ・セネターズに0-2のスコアで敗れた。[2]

サスカトゥーン・クレセント(シークス)1923年

1923-24シーズンはタイガースがシーズンとプレーオフを制し、PCHAのモントリオール・マルーンズを2対1のスコアで下しカップ決勝に進出するも、モントリオール・カナディアンズに0-2で敗れた。[3]

1923-24シーズン終了後に財政難のためPCHAが崩壊した後、WCHLはバンクーバー・マルーンズとビクトリア・クーガーズの2チームを吸収した。WCHLは6つのフランチャイズに拡大され、1チームあたり28試合のスケジュールとなった1924-25シーズン、3位のクーガーズが2位のシークスと1位のタイガースにそれぞれ2試合ずつのゴール数で勝利してプレーオフを制すると、スタンレーカップ決勝でカナディアンズを3-1で破り、WCHL初、そしてNHL初年度の1918年以降でNHL以外のチームとして唯一かつ最後のスタンレーカップを獲得した。[4]

翌シーズン、レジャイナ・キャピタルズはアメリカ合衆国オレゴン州ポートランドに移転しローズバッズとなったため、リーグ名から「カナダ」を除いてウェスタンホッケーリーグ (WHL) へと改称した。再びシーズン3位のクーガーズが2位のシークスと1位のエスキモーズを破り、NHLモントリオール・マルーンズとのカップ決勝に進出したが、3-1で敗れた。[5]

1924年にNHLが初めてアメリカ合衆国に進出し急速に拡大する中で、選手の給与は上昇し、当時大都市圏のフランチャイズを持たなかったWCHLはスター選手を維持するのが難しくなっていた。1925-26シーズンまでにWHLのチームは、存続のために選手を裕福なNHLチームに公然と売却していた。最終的にNHL理事会が介入し、WCHLの全選手の契約を25万8,000ドルで買い取り、リーグは正式に解散した。

WHLの選手の多くがアメリカ合衆国の新設NHLチームに移り、ジョージ・ヘイとディック・アーヴィンを含むローズバッズの全てのロスターはシカゴ・ブラックホークスが獲得し、クーガーズのラインナップはデトロイト・クーガーズが獲得した。[6]

ビルとバンのクック兄弟、レスター・パトリック(英語版)、フランク・バウチャーはニューヨーク・レンジャース、フランク・フレデリクソン、ハリー・オリバー、エディ・ショアはボストン・ブルーインズ、ジョージ・ヘインズワース(英語版)はカナディアンズとそれぞれ契約しチームの中核を担い、後にスタンレーカップ優勝とホッケーの殿堂入りの名誉を得た。

WHLの崩壊により、NHLは北米で唯一のトップレベルのメジャープロリーグとなった。

シーズン成績

NHLの前身リーグ
リーグ
AHAC (1886–1898)
WPHL (1896–1910)
CAHL (1898–1905)
FAHL (1904–1909)
IPHL (1904–1907)
ECAHA (1906–1909)
TPHL (1906–1911)
OPHL (1908–1911)
CHA (1909–1910)
NHA (1909–1917)
PCHA (1912–1924)
NHL (1917–現在)
WCHL (1921–1926)
アイスホッケー ·
シーズン レギュラーシーズン優勝 シーズンポイント王 プレーオフ優勝 スタンレーカップ優勝
1921–22 エドモントン・エスキモーズ デューク・キーツ (55) レジャイナ・キャピタルズ トロント・セントパトリックス
1922–23 エドモントン・エスキモーズ アート・ガニエ (43) エドモントン・エスキモーズ オタワ・セネターズ
1923–24 カルガリー・タイガース ビル・クック (40) カルガリー・タイガース モントリオール・カナディアンズ
1924–25 カルガリー・タイガース ビル・クック (34) ビクトリア・クーガーズ ビクトリア・クーガーズ
1925–26 エドモントン・エスキモーズ ビル・クック (44) ビクトリア・クーガーズ モントリオール・マルーンズ

脚注

  1. ↑ 「1921-22 Western Canada Hockey League Standings」Stats Crew 2026年7月6日閲覧
  2. ↑ 「1922-23 Western Canada Hockey League Standings」Stats Crew 2026年7月6日閲覧
  3. ↑ 「1923-24 Western Canada Hockey League Standings」Stats Crew 2026年7月6日閲覧
  4. ↑ 「1924-25 Western Canada Hockey League Standings」Stats Crew 2026年7月6日閲覧
  5. ↑ 「1925-26 Western Canada Hockey League Standings」Stats Crew 2026年7月6日閲覧
  6. ↑ 「Western Canada Hockey League (WCHL)」RetroSeasons.com 2026年7月6日閲覧



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