Video Copilotとは? わかりやすく解説

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Video Copilot

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/28 16:06 UTC 版)

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Video Copilot
本社所在地 アメリカ合衆国
カリフォルニア州
レイク・エルシノア英語版[1]
設立 2005年[2]
業種 情報・通信業
代表者 アンドリュー・クレイマー(創立者)[3]
外部リンク http://www.videocopilot.net/
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Video Copilot(ビデオ・コパイロット)は、映像編集ソフトウェアAdobe After Effectsプラグイン開発や[3]映像制作に携わる企業および集団[4]。アンドリュー・クレイマーによって[3]2005年に設立された[2]。本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州の都市、レイク・エルシノア英語版に位置する[1]

社史

設立者のアンドリュー・クレイマーは幼少期から素描やCGイラストに親しみ、高校生の時には学校のニュース番組制作を通じてAfter Effectsの習得に励んでいた[3]視覚効果による変化を示したビデオを観て、コンポジターを志すようになる[3]。自らのウェブサイト制作のためにDreamweaverFlashにも着手するなど、デザインに関心をもっていた彼は高校3年の時に起業し、クライアントのウェブサイトや関連ビデオを制作しながら経営を学んだ[3]。その後フリーとして活動していたアンドリューが20歳の時に[5]、Video Copilotを設立した[3]

設立当時、映像制作のためのチュートリアルはネット上に数多く存在していたが、それらのほとんどに不満を覚えた彼はチュートリアルの制作を開始した[3][† 1]。淡白ではなく、陽気な語り口調で解説されるチュートリアルには多くの人々から世界的に支持され、肯定的な反響を得ている[6]。また、自らが欲しいと思った機能をもとにAfter Effectsのプラグインや映像の素材集を考案し[† 2]、プログラマーによって開発されたものが当社からリリースされている[6]

開発製品

After Effectsプラグイン

  • Element 3D
After Effects上で3Dモデルを生成・アニメーションが可能となる[7]。モデルの配置・複製・パーティクル状でのコントロールを行うことが出来る[7]。3Dモデルは.objファイル英語版CINEMA 4Dファイルに対応[7]。Ver 2.0がリリースされており、様々な3Dモデル集も販売されている[8][9]
  • Optical Flares
独自のインターフェースを有したレンズフレアのエフェクト[7]。標準エフェクト「レンズフレア」より優れた[10]現実的なレンズフレアを生成し、直感的にアニメートさせることが可能[7]。After Effectsの3Dライトと連動させることにより、レンズフレアを立体的に操ることが出来る[7]
  • Color Vibrance(無償提供[5]
標準エフェクト「色相/彩度」に代わるプラグインで、背景を除外した明度の高い箇所のみにカラリゼーションを行うことが出来る[5]。背景が黒色の素材に対し、自動でアルファチャンネルを生成する[5]
  • Sure Target(無償提供)
  • Twitch
  • Heat Distortion

(以上3点の出典:[9]

素材集

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ アンドリューは一部手順が解説されていないチュートリアルが存在していたことを踏まえ、全ての手順を示すようにした[3]。さらに、このようなチュートリアル制作について経営的なリスクが低いと判断した[3]
  2. ^ 映像制作時に直面した問題を解決・単純化するための手法から着想を得ている[7]

出典

  1. ^ a b VIDEO COPILOT:エンドユーザー ソフトウェア使用許諾契約書”. Flashback Japan. 2015年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月5日閲覧。
  2. ^ a b VIDEO COPILOT | After Effects Tutorials, Plug-ins and Stock Footage for Post Production Profession”. Video Copilot. 2015年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月5日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j 『CG WORLD』vol.195, p.30.
  4. ^ “Video Copilotの創設者Andrew Kramer氏が初来日「Video Copilot セミナー2014」開催(フラッシュバックジャパン)”. CGWORLD.jp (ボーンデジタル). (2014年4月28日). オリジナルの2015年4月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150401235617/http://cgworld.jp/news/event/1404-andrew-kramervideo-copilot-2014.html 2015年4月5日閲覧。 
  5. ^ a b c d 和田学 (2014年6月11日). “800人超が会場を埋め尽くす!Andrew Kramer&佐藤隆之が登壇!! Flashback Japan主催「Video Copilotセミナー 2014」レポート”. white-screen.jp (WhiteScreen). オリジナルの2015年3月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150322033715/http://white-screen.jp/?p=39237 2015年4月5日閲覧。 
  6. ^ a b 『CG WORLD』vol.195, pp.30 - 31.
  7. ^ a b c d e f g 『CG WORLD』vol.195, p.31.
  8. ^ “Video Copilot's Element 3D Version 2 Is Shipping”. Computer Graphics World (COP Communications). (2014年12月16日). オリジナルの2015年2月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150219211210/http://www.cgw.com/Press-Center/News/2014/Video-Copilots-Element-3D-Version-2-Is-Shipping.aspx 2015年4月5日閲覧。 
  9. ^ a b c 映像制作を革命するVFX作成ツールの数々:Video Copilot (ビデオコパイロット) 社製品”. Flashback Japan. 2015年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月5日閲覧。
  10. ^ Mark 2013, p. 398.

参考文献

書籍

雑誌記事

外部リンク




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