ユニバーサル・ロケット・モジュール
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/26 19:34 UTC 版)
製造 | クルニチェフ |
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開発国 | ![]() |
利用 | アンガラ 1段目と補助ロケット |
全体仕様 | |
全高 | 25.7 m (84 ft) |
直径 | 2.9 m (9 ft 6 in) |
グロス重量 | 142,400 kg (314,000 lb) |
推進剤重量 | 132,600 kg (292,000 lb) |
エンジン詳細 | |
エンジン | 1 RD-191 |
推力 | 1,920 kN (430,000 lbf) (海面高度) |
比推力 | 311 秒 (海面高度) |
燃焼時間 | アンガラ1.2: 214 秒間 アンガラ A5 ブースター: 214 秒間 アンガラ A5 コア: 325 秒間 |
燃料 | LOX/ケロシン |
製造 | クルニチェフ |
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開発国 | ![]() |
利用 | アンガラ A5 2段目 |
全体仕様 | |
全高 | 6.9 m (23 ft) |
直径 | 3.6 m (12 ft) |
推進剤重量 | 36,000 kg (79,000 lb) |
エンジン詳細 | |
エンジン | 1 RD-0124A |
推力 | 294 kN (66,000 lbf) |
比推力 | 359 秒 |
燃焼時間 | 424 秒間 |
燃料 | LOX/ケロシン |
ユニバーサル・ロケット・モジュール/Universal Rocket Module (URM)はアンガラ使い捨てロケットの1段目と2段目のモジュラー式液体燃料ロケットの名称である。1段目のブースターはURM-1で2段目はURM-2として認識される。URM-2はソユーズ-2の第2段のブロックIの派生型である[1]。
URM-1は統一された直径2.9m、全長25mの構造体で酸化剤タンクと燃料タンク(両方のタンクはスペーサーで結合される)とRP-1燃料と液体酸素を燃焼して推力1.92 MNを生み出すRD-191エンジンで構成される[2] 。URM-1 は2014年にアンガラ 1.2PP 弾道試験飛行で初めて飛行した。アンガラはアンガラ1.2とアンガラ1.2PPでは1基のURM-1で構成されアンガラA5では1基のURM-1をコアとして4基の追加されたURM-1を補助ロケットとして使用する[1]。
URM-2はブロックIの改良型で直径3.6m全長6.9mである。動力はブロック Iで使用されるRD-0124の改良型のRD-0124Aを1基備え推力294 kNを生み出す。URM-2はアンガラ1.2PPで初めて打ちげ試験が実施されたが、アンガラA5の打ち上げのみで運用される予定である。運用可能なアンガラ 1.2 は同様にRD-0124Aを動力とする直径2.9m以下の改良型のブロックIを第2段とする予定である[3]。
Naro-1 打上げ機はRD-191の推力を減らしてRD-151と呼ばれるエンジンを備えるURM-1を原型として韓国のKARIで製造された固体燃料式の第2段と組み合わせる。
関連項目
- アンガラ・ロケット
- 液体ロケットブースター
- コモン・コア・ブースター、アトラスV用の類似の概念
- コモン・ブースター・コア、デルタIV用の類似の概念
脚注
外部リンク
- ユニバーサル・ロケット・モジュールのページへのリンク